【変わり身大】叩き一変、
サルマンが闘志満々。父は
天皇賞(春)を連覇した
フェノーメノ。
母リングジアラームはダートで2勝。馬体は530キロ超、その時代ではかなり大きい
パワー型の牝馬だった。その父と母の息子である本馬は、初勝利は1800ダート。しかしどうも前進気勢が乏しい。父の特性を想い、昨年9月から芝の長丁場に舞台替え。チークピーシーズも徐々に効果を見せ始め、新潟2400mを好位追走2着、続く福島2600mは逃げ切りV。一宮特別は7か月振りの実戦、初の57キロ。伸びひと息の5着に終わったが、中間CWで意欲的に長め6F追いを2本ミッシリ。他馬の脚質や馬場など考慮すると、逃げるが勝ちの図式が見えてくる。
第一本線は
シルキーヴォイス。本年は7・3・2・1着と成績は尻上がり。前走は典型的スローの上り勝負、時計は地味だが上りラップは推定11秒1-11秒6-11秒5(3Fは34秒2)。ひと息入ったが、攻めは十分。小倉2600mも三走前の稲佐山特別を2分39秒1という、1勝クラスでは質の高い、まずまずのタイムで3着に粘った。
まとめて負かせば
ハーツオブシャカ。近走二走の凡走の原因は坂か体調か。物足りなく、不可解ではあるが、2月の小倉戦を2分38秒6という快時計で2着を0秒5突き放す楽勝。記録通りなら当然単も有望になってくる。
初コースのぶん、少し人気を落としているが、
ナオミラフィネは、出ムチなど打ち促してやれば先行策が取れる。
エレヴァルアスールは、2600mの距離ではないが小倉は2戦して3着2回と相性がいい。
サンデージャックは新潟の勝利が自信になったか。