【まだ奥がある】
ジネストラの反応アップ。明け3歳3月の
アネモネSは、軽く2秒以上はかかるタフな重馬場。1分34秒9で走り2着なら、負けて強し。OPを展望できるくらいの好内容だった。
桜花賞は11着、新潟7Fは1分21秒0という高速馬場に戸惑い0秒1差の3着に遅れをとったが、二走前の1勝クラスはラスト1Fだけで苦しい状況を一瞬で突き破った。昇級の前走は17番枠、1000m通過は58秒3の緩ペース。行くか控えるか。脚がたまらないまま、中途半端な競馬になり5着に敗れたが、中間南DWの長めの追い切りも加え、体力と敏捷性向上に努めている。1キロ減の53キロもありがたい。
強敵は
レイモンドバローズ。3歳2月、当コースを1分21秒6で楽勝。同日の古馬3勝クラス・
雲雀Sより0秒1速い時計で駆け、GIII・
アーリントンC3着に食い込んだ
パワーマイラー。長期休養明け、初の古馬相手、57キロなど懸案材料は多いが、一週前の栗東CW追い切りは馬なりで上がり1F・11秒3。能力の高さと仕上がり度合が時計からも伝わってくる。
三番手は
ウインシャーロット。強敵多く未勝利勝ち上がりにひと手間要したが、東京マイルを1分33秒1で走り、中山マイルの
クリスマスCも、馬場差1秒はある稍重条件下、1000m通過・58秒6-1400m通過・1分22秒4という澱みのない流れを好位追走。勝ち馬とわずか0秒1差に好走した。追い切り3本で出走というのが少し引っ掛かるが、7Fにも十分対応可能な速力とレース運びだった。
メインターゲットは11月の東京戦は本命と同レースに出走、1分21秒9で2着。
タイキスウォードは同3着。
ザイラは前走1000m通過・57秒3というタフな平均ペースを、前走1分21秒0で2着に踏ん張った。差しに徹すれば、
カフェサンドリヨンも面白い。