【
シーザリオっぽいね】
ティファニードンナはクラシックを望めるスケールの大きな青毛牝馬。祖母は米クラシック三冠最終戦
ベルモントSで牡馬を撃破、ケンタッキー
オークスなどGI4勝、エクリプス賞最優秀3歳牝馬に選出された女傑。持ち込み初年度の半兄
ストライクリッチ(父
アメリカンファラオ)は2戦未勝利。
しかし父が
ドゥラメンテにかわり、身体もたたずまいもずっしりとした重量感のある492キロの牝馬に変身。新馬戦は枠は大外、63秒2というスローを見越し、ある程度ポジションを取りに行き
アクセルを踏み遅れないよう用心。上り3Fのレースラップは12秒0-11秒4-11秒2(34秒6)。
正味2Fの単調な瞬発力決着とはいえ、中山の急坂を推定11秒3-11秒0は相当速い。あの
シーザリオのイメージに近い中距離系の大駒。来春の第一目標は当然
桜花賞にあるが、中山マイルの
ひいらぎ賞はマイル転向の糧となる。
対抗も牝馬
マラキナイア。2歳6月期、中京マイル・1分34秒7という新馬勝ちの記録は上出来。ただ現状、線が細く体力不足。
アルテミスSはひと押しが利かず5着に終わったが、1分34秒1で走り差は0秒3差。ほんのちょっとの成長で、1勝クラスはすぐにも突破。
三番手は
シルトホルンの逃げ。やや一本調子だが、東スポ杯は真っ向勝負で1分46秒4で走った。
フォーカルフラワー、
ジョウショーホープ、
ロードラディウスを2から3着に配置。