【気力記録ともに充実】
ハーツオブシャカの勢いを買いたい。三代母は
中山牝馬Sを勝った
ユキノローズ。配合は
ハーツクライ×
キングカメハメハ、JRA再転入馬だが、未勝利時代に芝2000-2200mで2着が2回あった。復帰緒戦の鳥栖特別は0秒4差の7着に終わったが、前走は1000mは60秒7のミドルで展開。しかも後半5Fめから一気に11.9-11.9-11.9-11.7-12.3というタフな流れを、最速の上がりで直一気。後続には3馬身の楽勝、2分38秒6というタイムも優に2勝級。坂コースに一抹の不安は残るが、二週に渡ってCWで6F追いを消化、前走後の調整もきわめて順調。
当面の目標は
サトノシャローム。2歳の入厩も近いこの次期になると、花粉症のようにソワソワする方もいらっしゃるでしょうが(笑)、紐解けば、セレクトセール・1億8千万で落札された
ロードカナロア産駒の血統馬。しかしデビューは暮れも押し迫った2歳12月28日。阪神2000mの新馬を勝ちあがったが、ゆりかもめ賞3着、
アザレア賞3着でクラシックは断念。3歳夏以降も、2か月以上の休養を5回挟まざるを得なかったが、近二走は逃げて4・2着。前走は1000m通過・64秒8の超スローに恵まれたとはいえ、上がり4Fのラップは11秒9-11秒0-11秒3-11秒7(3Fは34秒0)。勝ち馬の瞬発力にはひざを折ったが、2着はガッチリと確保した。
三番手は同レース3着の
タガノカイ。同4着の
ナオミラフィネは、休み明けをひと叩き、2キロ減をいかしたい。直線勝負に徹すれば
ダノングレーターも連下圏。