【テッパン】よほどのアクシデントでもない限り、ディープボンドで順当。阪神コースは[1200]と、パーフェクト連対。昨年の阪神大賞典を快勝、春の天皇賞2着、勝ち負けの中身は深く濃い。凱旋門賞は異様といえるほど重い芝に14着と泣いたが、すかさず有馬記念2着と反撃。パワーを要する馬場も味方したとはいえ、エフフォーリアの0秒1差に踏ん張った。予後の調整も確実に上向き。58キロを背負いフォア賞を逃げ切っているし、斤量は57キロ、このメンバーなら取りこぼしの要素も少ない。

　大勢は二着争い、筆頭格はマカオンドール。母ミリオンウィッシーズは、凱旋門賞を制した種牡馬バゴの妹。3歳春、京都新聞杯を2分11秒5・3着歴があり、一足飛びのOP・万葉S奪取も能力を思えば納得。リフレッシュ期間を設け、この中間は坂路中心からCWへと調教をスイッチしスタミナを強化。ステイヤーの雰囲気が表に出てきた。

　三番手はシルヴァーソニック。ステイヤーズS3着、万葉S3着と、適度に間隔をあけてやれば、長丁場はまず崩れない。阪神は[2011]、単調な中京3000mより坂コースの阪神を得意としている。ユーキャンスマイルは、阪神のこの距離[1100]、一昨年の覇者、昨年は2着。着順はひと息ながら近4走はGIIおよびGI。このメンバーに入ればグッと存在感を醸し出すだろう。

　アイアンバローズはステイヤーズS2着、距離は長ければ長いほどいい、まだ伸びしろを残すマラソンランナー。同3着トーセンカンビーナも、坂コースのほうが追い込みが効きやすい。連穴はキングオブドラゴン、不思議多い逃げ馬です。

　いまの時代「筋金入りのステイヤー」はなかなかいないが、昨年の天皇賞春はステイヤー3頭の名勝負だった。その中の1頭だった◎ディープボンドはここでは格が違う。1キロ加増があっても連覇濃厚。

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【軸不動】前走の有馬記念では、昨年の年度代表馬と差のない競馬を演じた11ディープボンド。昨年以上に相手関係は楽で、気持ちよく本番に向かってくれるだろう。6キングオブドラゴンは前走ハナに経つのに時間を要する苦しい競馬を押し切ったのは価値がある。相手は強くなるが距離は今回の方が良い。4トーセンカンビーナは年齢を重ねて安定感が出てきた。

※3/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神芝3000mで行われるGII戦。舞台となる阪神芝3000mは、長丁場だけに淡々とした流れになりやすく最後の直線での決め手勝負になりやすいコースです。本命視しているのは、ユーキャンスマイルです。阪神大賞典はこれまで2度経験して1着、2着。GI経験も豊富で、このメンバーなら実力が抜ける子ですし、近走の大きくは目立たなくも終いはしっかり追い込んでいる走りぶりから距離が伸びるここは大きなチャンスでしょう。昨年と同じローテーションもいいので、一番得意とする距離で一押しに期待します。

※3/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ディープボンドの連覇だ。昨年は0秒9差完勝。そこから天皇賞・春2着、有馬記念2着とGIを勝ち切れないまでも充実した1年を過ごした。十分にリフレッシュして臨む一戦。取りこぼせない。アイアンバローズが挑戦。真っ向からのスタミナ勝負となったステイヤーズSで2着。阪神での実績もある。トーセンカンビーナはダイヤモンドS3着。使っている強みを生かしたいところ。シルヴァーソニックは相手なりに走るだけに注意が必要。

※3/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前年のビッグレースを使っていた馬と、前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬が優勢。「“前年以降、かつJRA、かつGIのレース”において11着以内となった経験がない、かつ前走のコースがJRA、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下だった馬」は2014年以降[0-0-1-28]です。

　あとは高齢馬や先行力が高い馬の扱いもポイントになりそう。「馬齢が7歳以上の馬」は2014年以降[0-0-0-21]、「前走のコースが国内、かつ前走の4コーナー通過順が9番手以内、かつ前走の着順が4着以下だった馬」は2014年以降[0-3-1-32]なので、いずれも過信禁物と見るべきでしょう。

　トーセンカンビーナ・マカオンドールあたりも侮れませんが、注目はやはりディープボンド。前走が好内容でしたし、疑ってかかる必要はないと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　3月に開催されるようになった87年以降で、阪神大賞典と天皇賞(春)を連勝した馬は11頭。重要度の高い前哨戦として長い歴史を持つ。ただ、以前と比べて長距離路線の層が薄くなってきたこと、17年から大阪杯がGIに格上げされたことにより、出走メンバーのレベルは低下傾向にある。

1.中距離で戦えるスピードが必要

　一昨年3番人気で8着のボスジラ、19年2番人気で6着のリッジマン、18年2番人気で4着のアルバートなど、直近の実績が長距離に偏っている馬はスピード不足から苦戦を強いられている。当然スタミナは必要だが、中距離でも戦えるスピードも同時に求められる。

2.先行力より後半の脚

　一昨年の勝ち馬ユーキャンスマイルは2周目2コーナーから[9-8-4]と位置取りを徐々に上げて勝利。19年のシャケトラも[9-2-2]、18年のレインボーラインも[9-8-4]、17年のサトノダイヤモンドも[8-8-4]、16年のシュヴァルグランも[7-7-4]と、2周目に入ってから動いていく競馬をした馬の活躍が目立つ。また、1位の上がりを使った馬は過去10年で[7-4-1-0]。

3.内・小回り実績に注目

　過去10年の勝ち馬はすべて、小・内回りコースの芝1800m戦以上で勝利した実績があった。2着馬についても、10頭中7頭がこの条件をクリアしている。コーナー6回でゴール前の直線が短いというコース設定なので、不器用なタイプは苦戦傾向にある。

　サンアップルトンの食い込みに期待したい。過去に中山や福島の長丁場で図太い末脚を活かして好走した実績があることから、今回の舞台が合っている可能性は高そう。9か月半ぶりの休み明けは気になるものの、それで人気しないようなら逆に狙い目だと見る。

　ディープボンドは昨年の同レースを5馬身差で圧勝、天皇賞(春)と有馬記念で2着とここに入れば実績が抜けている。調教の動きも抜群であり順当に勝ち負けを期待できるだろう。

　マカオンドールは末脚堅実でここも好走を期待できそう。強いて不安材料を言えば、小回り実績がどうかだろう。

　トーセンカンビーナは末脚上位で、コース設定も合う。ただ、2着に好走した一昨年とは違いここ2走長距離を使っているため流れに乗り損ねる可能性はありそう。以下、2年連続で好走しているユーキャンスマイル、もう一度だけ期待してみたいアドマイヤアルバ。

【実績信頼】長距離適性が高く地力上位でもある、11ディープボンドを信頼。昨年の勝ち馬が、有馬記念でも2着に好走できるほど力をつけているのだから、これに逆らうのは無理筋だ。長距離路線の層が薄いというのも、逆転がないと判断した理由のひとつ。相手は、09マカオンドールと04トーセンカンビーナの2頭を上位に取った。◎-○▲の馬連・馬単主体でいきたい。

【小波乱】マカオンドールは良化一途。スタミナがあるユーキャンスマイル。アドマイヤアルバは反応がアップ。

GII阪神大賞典。芝3000m戦。これは指数圧倒で◎ディープボンド。ここからの相手探しとなる。昨年も好走できている○ユーキャンスマイルが相手筆頭。4歳の上昇度に期待して▲マカオンドール。一発で☆シルヴァーソニック。

充実一途の6キングオブドラゴンが主力。スタミナは豊富で長丁場ならは先行策から押し切りは十分。次位は11ディープボンドで有馬記念2着の実績から能力は上位。▲は9マカオンドールで上り調子で長距離はプラス。