【力量拮抗】エイムインライフの祖母はビリーヴ、母は芝6Fで4勝。母の弟ジャンダルムはスプリンターズSを奪取。デビュー前の坂路追い切りでは52秒7-37秒9-11秒8という好タイムが出ていたが、新馬戦は468キロで登場。数字以上に大きく見せ、前半1000m・61秒3の緩ペースを好位のポケットにおさまる。少し頭は高く、大きなチークピーシーズがやけに目立つが、きれいに4コーナーを抜け上り3Fを推定11秒4-10秒7-11秒3(33秒4)という高速ラップで2着以下を完封。随所にスプリンター特有の敏感さを持ち、本質はスピード系だろうが3歳春まではマイル路線でも好勝負。

　強敵はシングザットソング。初陣の体重は432キロ、なるほど仕上がり早。発馬は出遅れ気味、1000m通過は63秒6のスロー。上り3Fのレースラップは12秒0-11秒0-11秒0(34秒0)。正味2Fの瞬発力勝負となったが、3角過ぎ馬群に潜り込みロスを防ぎ、内外の馬を巧みなボディーワークで跳ねのけ、2F標識過ぎからビュンと加速。自身の上りは33秒5、ラスト2Fは推定10秒8-10秒7？ 本命より走破タイムは遅いがラップ内容は互角。

　ランフリーバンクスも上争い必至。母は3勝、ローズS2着。兄ミッキーワイルドは6勝、プロキオンS2着。札幌の芝1500mで新馬デビュー、418キロで出走、ドルチェモア(サウジアラビアRC快勝)の3馬身差の2着だった。小柄ゆえまだCWで上り3F重点の稽古しかできないが、前走は426キロに増量。手前が逆のため外に張り気味だったが、上り3Fのレースラップは11秒4-10秒9-11秒8(3Fは34秒1)。対する自身のソレは33秒6、推定ではあるが10秒台の脚を使った。

　ムーンプローブもラップ形態は異なるが前走1分34秒0をマーク。ブライトサイン、レッドヒルシューズも差はわずか。

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【小波乱】阪神マイル戦でデビュー勝ちの9エイムインライフ。追えばさらに伸びそうな雰囲気。11シングザットソングは勝ち方としては地味に映るが、前走の勝ちっぷりは上々。7ムーンプローブは相手なりにしぶとい脚を使えそう。

【軽視禁物】前走、福島で未勝利を勝ち上がった内容が優秀だった03マイレーヌ。阪神替わりと昇級で人気を一気に落とすだろうが、マイペースで行かせてもらえる可能性がありそうなここは、意外に侮れないとみた。相手は、02レッドヒルシューズと08ランフリーバンクスの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体か、◎の単複勝負を推奨する。

【小波乱】マイレーヌは先行力十分。距離短縮でエイトスターズが踏ん張る。コスモフーレイはスムーズなレースで浮上する。

2歳1勝クラスの芝1600m戦。牝馬限定。平均値ではほぼ70台にいるメンバー。今回どれが伸びるかの見極めをしないといけない。同距離コースで86でているのは◎ランフリーバンクス。ここを軸にする。相手に同84出ている○ムーンプローブ。初戦同距離コース79勝ち▲エイムインライフ。一発に☆フィレット。

使っての変わり身は見込める9エイムインライフが有力。再度、阪神のマイルなら鋭い瞬発力が生かせる。○は11シングザットソングで潜在能力は高く互角。