【一騎打ち】
コスモディナーの母は3勝(
新潟2歳S3着)。新馬一週前の追い切りでは主戦の松岡Jが手綱を握り、上り重点ながら3F・37秒2-11秒8を計測。456キロの細身の牝馬ゆえ直前は、あえて控えめ。軽いのが嫌われ12番人気の人気薄だったが、3番枠を利しインをスルスル、ラチ沿いの好位3番手におさまる。
発表は良だが芝の塊が掘り飛ぶ
パワー馬場、前半1000mは64秒4のスローで展開。直線入り口前がパッカリと開いたが、当該週の土日は外差し一辺倒ではなくインが開きそこが伸びることを、長年の経験から鞍上も認知しており、11秒6-12秒0-11秒6(3Fは35秒2)というレースラップに対し、自身のソレは34秒9。平坦とは言え水分の残る芝で、3Fすべて11秒台は立派。単勝オッズは、何倍だろう。
まともなら相手も福島新馬勝ちの
エコロヴァルツ、本命の前の週にこちらは1分51秒3でソツなく初勝利を手に入れた。
母プティプランセスは9-10Fで3勝(
新潟記念5着)。けっこうタフな競争生活を送ったが、息子も
ブラックタイド×
キングカメハメハ配合らしく、栗東CWで長め6Fをビシビシ。
調教タイムのラップ変遷をみると、切れよりは
パワーとスピードの持続力が武器だろう。初陣はモノ見などしないよう注意しつつ、好位の外目に構え勝負どころの三分三厘で指示を与えると、するする先頭にとりつき上り3Fは推定12秒0-11秒6-11秒7(3Fは35秒)。ありがちなスローの上り勝負とはいえ11秒台2連発は一応の評価が与えられる。本命同様、福島のラップや内容を思えば、札幌北上策は必然。馬体はまだ厚ぼったく、上積みも確実に見込める。
割って入れば
ゴードンテソーロの逃げ残り。
シュンプウ、
タガノデュードも3着なら。