【頃合いよし】
サトノトルネードの半兄は、
鳴尾記念をレコ勝ちした
ストロングタイタン、そして全6勝中5勝をス
プリント戦であげた
ミラアイトーン。半姉
ギルデッドミラーはダートマイルの
武蔵野S優勝、種牡馬は違っても活躍馬多数。
ハーツクライ産駒の本馬は、胴も背中も脚も長く大きな見た目通りの中長距離型。
前走は14番枠からスルスルと内へ、1コーナーを抜ける時には好位のポケットにおさまりスタミナを温存。ルメールJの東京2400mの捌きはいつみても手堅いなぁ。1000m通過は61秒1の緩ペース、12秒2-6というラップが淡々と連なる絵にかいたような持久力勝負となったが、上り3Fのレースラップは11秒4-12秒0-12秒0(35秒4)、自身のソレは34秒9。ラスト2Fを推定11秒7-8で締めた。ただ、馬体はユルユル。造りの精度を二段階くらいはアップしたい。中間二度ほど仕上がりかかったが、万全を期しここまで待ったかいがあり、福島仕様の動き出しも調教でマスターしつつある。
対抗は
リニュー。発馬や仕掛けどころに苦労するタイプだが、
荒川峡特別は二番手を追走し2着に粘り込み。当コース経験歴もあり、スタートを決めれば好レース必至。
単穴は
ウェイビー。京都2200mの
矢車賞はクビ差2着の接戦を演じたが、阪神の甲武特別は坂でパッタリ。平坦でこそ勝負になると把握した上での福島遠征だろう。
次いで
ヒシシュシュ。能力は高いが、いかんせん小柄。体重や状態と相談し慎重に番組を選んできたが、久々の前走422キロをひと叩き。ほどよく絞れ、予定通りの変わり身が期待できそうだ。
ヨリキリは、まだ特性や全貌が明らかにはなっていない。ただ、二走前の福島戦の時計や戦法を見ると、平坦中距離の差し馬だろう。
ウイニングライブ、
ペリプルス以下、少頭数だが連下は拮抗。