【自信満々】
サスツルギの末脚が、距離2300mでさらに切れと輝きを増す。2歳8月、新潟9Fの上りは33秒5。10月の東京10Fの未勝利を勝ちあがった時のソレは33秒8。
フリージア賞の時計は1分59秒6、上り33秒6はまたもや最速。半兄
タワーオブロンドンは
スプリンターズSを勝った短距離走者だったが、母の姉
エルノヴァは
ステイヤーズS2着。距離バンドの広い万能血統でもあり、ルメールJも前走のレース後、「距離は延びても大丈夫です」と、2300m適性を何気に示唆していた。
第一目標は
フロムナウオン。
山吹賞は1000m通過は64秒4という歩くようなスロー。走破時計は2分16秒5と平凡、あのスローなら上りが速くなるのも当然だが、中山の急坂を推定11秒7-11秒5-11秒7(34秒9)という好ラップで2着は死守した。
シーズオブホープは、同じ日に未勝利を1秒8も速い2分14秒7で勝ちあがっている。ブリンカーも効いたか。上り4Fめから早々に11秒台のラップが登場するタフなロングスパートを、最速の上りで叩き合いを制した。2着馬とはクビ差だが3着とは4馬身差。レースの価値は時計通り対抗のフロムより上かもしれない。
サンライズピースは阪神9Fで新馬勝ちした
ブラックタイド産駒。7-8Fでもそれなりの組み立てができるが、2300mにもまだ新味が残っている。積極策を心掛ければ
ニシノプロポーズも連下圏。