【走りが滑らかになった】
ラズベリームースの連続V注視。12月の復帰戦を2着、二走前の1分35秒1という勝ち時計は一見平凡に映るが、馬場を精査すると実質1秒以上の時計を要した日だった。前走の
両国特別は1000通過は57秒4-1200m通過は1分8秒8。そして1400m通過は1分20秒7というよどみのない流れを踏み、1分33秒1にタイムを短縮、2着には2馬身半差の完勝だった。ゲートでゴトゴトしたり、フォームの小さなブレも走るたび矯正できている。
対抗は
タイセイシェダル。芝に転じてまだ3戦、一戦ごとに記録を短縮。
心斎橋Sは1000m通過57秒1-1200m通過・1分8秒1というタフな流れを真っ向勝負でアタマ差3着の好ファイトを演じた。ただ、基本的には
パワー型。開幕週の絨毯コースは、ふたを開けてみたら瞬発力?
ジリを露呈するようなら、替わって
ショウナンアレス。前走の
阪急杯はGIII、格上挑戦。57キロの斤量で時計は1分20秒1、インをこじ開け5着に追い上げてきた。
グレイトオーサーは
ディアデラノビアの仔。兄姉たちも気性が激しくムラなタイプが多いが、この兄弟はみんなOP級の資質も備えている。リフレッシュ期間を設け心身を造り直し、現状は幅員の広い距離7Fもベスト。
久々のぶん惑星に留めたが、
セッタレダストは東京[2-0-1-1]、
飛騨S3着で現級の立ち位置も分かった。
ニシノスーベニアの前走時計・1分33秒6は、全体時計も道中の経過も昇級好勝負を暗示している。
ショウリュウレーヴの資質も押さえておこう。