【上位拮抗】ドゥレッツァは発馬で躓きながらも前走を快勝。粗削りな面残すも能力非凡で調教の鋭さも前走以上で3連勝を期待。ヘネラルカレーラは現級上位証明済みで前走で東京にも対応済みでリズムよく運べれば勝機あり。リリーブライトも近2走が好内容で引き続き状態も良く争覇圏。サトノゼノビアも立ち回り次第で上位争いが可能で、セラフィナイトやシュブリームなどにも注意を払いたい。

【10秒台の脚が使える】3歳馬ドゥレッツァの決め手はOP級。古馬相手でも2勝クラスなら格上扱いでいい。母はニュージーランドオークスなどオセアニア5勝。デビュー2戦目、東京10Fを上り33秒4で快勝したが、セントポーリア賞は取り消し。

　クラシックに微妙に乗り遅れたものの、八分の造りでも稽古は動く。ただ、まだ腰回りに力がなく、山吹賞の発馬は落馬寸前。すぐに態勢は立て直し、前半1000mは64秒4の超スローで推移。上り3Fの瞬発力比べとなったが、レースラップは11秒7-11秒5-11秒5(34秒7)、対する自身のソレは33秒9。ラスト2F・推定11秒1-3という高速ラップで中山の急坂を駆け上がってきた。

　いかにも幼さを残す造りでも1F・10秒台に近いラップが使え、ドゥラメンテ産駒はタイトルホルダーのような重巧者も多い?

　次位はリリーブライト。戦法および戦績にムラがあったが、三走前の館山特別は5着ながら不良馬場で最速の上りをマーク。続く鹿野山特別は2着に浮上、東京の秩父特別でも上り33秒6の高速ラップで小差2着に粘り込んだ。

　サトノゼノビアも平坦ローカルのマクり型から、テレ玉杯3着で坂コースの競馬内容が進化。洋芝の札幌に良績があり、渋った馬場は加点材料になる。

　上手くスタートを切ればセラフィナイトも上位争い必至。重馬場のぶん割り引いたが、秩父2着のヘネラルカレーラも連下には押さえておきたい。

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【軸不動】3ヘネラルカレーラは今回も単騎逃げの形が取れそうで押し切りに期待。9ドゥレッツァは決め手上位で昇級戦でも通用十分とみて対抗に据える。2リリーブライトは連続2着と復調気配で、再度の差し脚発揮に要警戒。5セラフィナイトは決め手がいきる展開になれば首位争いに加われる。7サトノゼノビアも仕掛けひとつでチャンスあり。

【小波乱】サトノゼノビアは地力アップ。条件が好転するシュブリーム。ヘネラルカレーラは先行力十分。

2勝クラスの芝2000m戦。前走ダートから1頭。障害からも1頭。唯一の3歳出走は○ドゥレッツァ。連勝で2走前の同距離コースも勝っているので人気にはなりそう。ただその2走前の数値はまだ77程度。90台以上の一気上昇ないと今回は厳しくなってくる。狙うならば◎ヘネラルカレーラのほうだろう。単勝オッズ次第では勝負してしまうかも。次点に▲リリーブライト。さらに☆サトノゼノビア、△セラフィナイト。

成長力が見込める9ドゥレッツァを推す。好位でうまく流れに乗れればチャンス。○は3ヘネラルカレーラでスピードは上位で逃げ切りは十分。