【こだわる】馬場は重、若さと危うさは承知。目に見えない古馬の壁も感じるが、ここは3歳馬
ニシノライコウの才能にこだわりをもちたい。勝ち上がりに5戦を要したものの、11月の東京マイルを1分33秒6で逃げ切りV。
ジュニアC2着、二走前の中山マイル・1分34秒1(2着)という走破時計は古馬1勝クラスと互角、ついでに脚質転換にも成功した。
前走の東京戦は強風。やや
テンションは高め。突っかかって行かないよう、スタートはソロリ。ポジションは後方内寄り、1000m通過は57秒8のミドルで推移。3-4コーナーで中団馬群に潜り込み、直線ワンクッション置き進路を確保。追い出しに入ると四肢の回転が一気に早まり、11秒3-11秒3-11秒9(3Fは34秒5)というレースラップを33秒7でG前強襲。着差はクビだが力量差は歴然だった。
1分32秒3という走破タイムは古馬3勝クラスに匹敵。馬の性格や呼吸を理解しているのだろう、永野Jとのコンビに迷いは少なく、心身に磨耗は見られない。
強敵は
ヴルカーノ。二走前の1分32秒7に、当コースの適性と素材の在処がありあり。前走はスロー、ひと工夫は当然心得ている。
単穴は
レッドロワ。9Fも1分45秒3という精度の高い走りが可能だが、東京マイルは2戦2勝。渋った馬場は中距離もこなせる
パワーを味方にできる。
ディオスバリエンテは能力自体は互角。折り合い、ご機嫌次第。
ショーヒデキラの末脚堅実。
ロードカテドラル、
ワザモノも連下圏。