【連軸不動】
パラレルヴィジョンで断然。明け3歳4月デビューという遅咲き。経験馬相手に初勝利をあげ、二戦目の東京2000mを1分58秒0という快記録で楽勝した好素材。能力は明らかに重賞級。キャリア不足、冒険は承知で思わず
神戸新聞杯で本命を打ってしまったが、ポジションが定まらず四方を囲まれて圧を受け、勝負どころで前があかない。GIIの壁にハネ返されたが、大勢が決着したあととはいえゴール前もうひと伸びしようとしていた。自己条件の前走は典型的なスローの上り勝負。しかし追ったところなく馬なりでラスト3Fを11秒0-11秒0-11秒1(33秒1)でパンチアウト。中山10Fでも破格の決め手を駆使しており、ハンデは56キロ止まり。中間の調整メニューも青写真通りに運んだ。
二の筆頭は
スルーセブンシーズ。中山コースは[2120]。牝馬の56キロは少し見込まれた感じもするが、GIII・
紫苑Sを1分58秒5で2着急襲があり、坂・右回り・距離10Fはベスト。南Wで毎週11秒台の高速ラップを連発している。
レインフロムヘヴンはキャリアはまだ[3214]と浅い。前回の
ウェルカムS・1分57秒8という時計は、同じ東京開催の本命の勝ち星よりHレベルだった。ただ勝ち星はすべて左回り、中山替わりにまだ課題を残しており、ここは我慢の三番手評価とした。
クライミングリリーはハンデは54キロ。フットワークに乱れのない右回りにかわれば一発が期待できる。少し距離は短いが、馬場は荒れ気味。底力勝負になれば
ホウオウリアリティのタフさがモノをいう。
ヘッズオアテールズの前走の敗因はスロー。ローテはタイトだが中間ビッシリ追えた。