【うずうずしている】
プログノーシスの躍進はこれから。デビューは明け3歳3月、経験馬相手の未勝利をアッサリ快勝。中一週というハードローテで
毎日杯に参戦、
シャフリヤールを相手に日本レコードタイという超Hレベル決戦を0秒2差の3着に食い込んだ大器。クラシック参戦はかなわなかったが、自己条件の9-10Fで勝ち星を積み上げ、昨年4月の京橋Sは一週前の
大阪杯より0秒1速い1分58秒3でという高速タイムで駆けた。二走前の
カシオペアSは久々の影響もあったが、
トップギアに入るまで時間を要する。前走の
中日新聞杯はペースは無視、流れよりリズム重視。追い込み届かずの4着に終わったものの、最速の上りが示す通りゴール前の脚色は出色。最終追い切りの坂路は息が整ったとみて意識的に手控えたが、走りたくてしょうがない。ウズウズしている。今の川田Jの緊張感と精密さをもってすれば順当にGII奪取のチャンス。
対抗は
マリアエレーナ。昨夏の
小倉記念は前半1000mは58秒9、後半1000mも58秒5で走り、後続に5馬身差の独走、1分57秒4の快記録で駆け抜けた。天皇賞は
パンサラッサが大逃げを打ち前半1000mは57秒4。記録の上ではHペースだが、二番手以下のペースは約2秒遅く、スローに近い密集馬群の中で押し合いへし合い。1番枠で出遅れ、420キロ台の牝馬とあっては動くに動けず。直線内から一瞬伸びかける抵抗は見せたが、残り1Fでアゴが上がり最後は7着にのみ込まれてしまった。
愛知杯も懸命に3着は確保したが、予想以上に重馬場に苦戦。しかし中京は[1-1-2-0]。良馬場、55キロなら反転攻勢は十分。
穴は
ヤマニンサルバム。三走前の
名古屋日刊スポーツ杯・1分59秒5は、前日のGIII・
中日新聞杯とわずか0秒1差という好記録だった。
白富士Sは緩ペースに翻弄され最内を突く窮屈な競馬になってしまったが、中京は4戦4勝。仕掛けどころを鞍上も馬も知っている。
惑星は
ディープモンスター。3歳時はクラシック参戦にこだわりローテはタイト。本調子を欠き却って回り道をしたが、
関門橋Sは1000m通過・56秒6というHペースの
アシストを得たにせよ、1分57秒9はもう重賞レベル。本数は少ないが前走より質の高い調教メニューも消化してきた。
なかなかスムーズに
トップギアに入ってくれないが、
アラタは
中山金杯は体重は484キロ(前走比24キロ増)。重めの身体でもメンバー中第二位の上りで首差4着に迫ってきた。
フェーングロッテンは
中山金杯を逃げて3着、GIIIなら10Fでも我慢が効く。