【心技体整う】ユニコーンライオンの逃亡劇を見守る。条件クラスでも何度か足踏みをしたが、2021年の鳴尾記念では、2着に0秒6差をつける鮮やかな逃げ切り勝ちを演じ、一気に重賞ホースへとジャンプアップを果たした。返す刀でGI・宝塚記念にアタック。クロノジェネシスには0秒4遅れをとったものの、2分11秒3という好記録で2着に踏ん張った。

　爪に持病を抱え満足な稽古ができないときは、二桁の惨敗も覚悟しなければならない馬だが、近1カ月間は坂路・CWを兼用。最終追い切りは1F・11秒4で加速、福島記念時もしくは全盛期に近い好タイムが調教でも出せるようになった。同型もいるがスピード絶対値は一枚上、単騎逃げも濃厚だ。

　対抗はエフフォーリア。ダービーを2分22秒5で2着し、天皇賞そして有馬記念を連勝。低迷期も経験したが、約半年ぶりとなった有馬記念を5着に粘り込み復調気配をアピール。今回は2か月余の間隔で仕上げることが可能、追い切りではゴール板を通過してさらに、風を巻いて速力を増して行った。

　三番手はプラダリア。身体幼くして青葉賞勝ち、日経新春杯は最速の上りで3着に入線。中間は反動か上昇か。微妙な分水嶺に立っていたが、池添Jを背に先週、今週と精密で無駄のないフォームへと転じている。

　才能なら文句なしにドウデュース、ダービーを2分21秒9というレコードで駆け抜けた現役屈指の逸材。ただ凱旋門賞遠征は体調や馬場の影響もあったろうが、敗因が特定できない。元気者ゆえ調教で速いタイムはいつでも出るが、フラつくシーンもあり身体全体を使い切れていないように見える。

　キングオブドラゴンは好調維持、日経新春杯の粘り腰も軽くは扱えない。2200mが微妙だがキラーアビリティの姿勢とフォームも整ってきた。

　※平場レースの予想は2月いっぱいで終了させていただきます。

　京都記念はドバイへのプレップということもあって格上タイプがよく出走するレースだが、そのわりには単穴も含めて穴が良く出るレース。ここは中日新聞杯でキラーアビリティとクビ差のわりに今回人気がだいぶ違う◎マテンロウレオと、内枠を生かせそうな○ウインマイティーから3連複で。

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【混戦模様】阪神コースでは大仕事を果たしそうな3ウインマイティー。前々走は馬場が悪すぎて度外視。内で我慢して一気に抜け出しを図る。9キラーアビリティは前走で華麗に復活。狭いところを抜けてきたことは大きな収穫。10エフフォーリアは全盛期の力を望むのは、もう酷かも知れないが前走くらい走れれば、ここなら面白いかも。

※2/5時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神芝2200mで行われるGII戦。舞台となる阪神芝2200mは、下り坂からのスタートなのでペースが流れやすくスピードの持続力勝負になりやすい。タフなコース経験が豊富な子から狙いたい。本命視しているのは、プラダリアです。好位からしぶとい走りができる子。前走は古馬相手に終い最速の脚で上がり通用の目処をたてました。中間の追い切りでは単騎で好タイムをマークし仕上がりのよさが目立っていますから楽しみです。

※2/5時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ドウデュースに復活の期待を懸ける。フランスでの2戦はいいところなしだったが、やはりスピードの出る芝で決め手を生かしたいタイプ。凱旋門賞後はたっぷりと休んでリフレッシュ。いいリスタートを切ってくれるだろう。エフフォーリアも有馬記念5着ならまずまず。阪神との相性はひと息だが絞れるようなら面白い。キラーアビリティも良くなってきた。鞍上ムルザバエフで注意。プラダリアも前走の出来を維持できれば。

※2/5時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ビッグレースで善戦したことのある馬が優勢。「“JRA、かつGIのレース”において6着以内となった経験がない馬」は2019年以降[1-0-0-24]とあまり上位に食い込めていません。

　さらに「前走の着順が8着以下、かつ前走のレースが有馬記念以外だった馬」は2019年以降[0-0-0-16]。基本的に前走好走馬が強いレースと言えます。

　あとは血統も見逃せないポイント。「父がステイゴールド系種牡馬の馬」は2019年以降[1-3-1-6]ですから、相応に高く評価するべきでしょう。ちなみに、父がステイゴールド系以外の種牡馬だったにもかかわらず3着以内となった7頭は、いずれも前走のグレードがGI・GII、かつ前走の条件がハンデキャップ競走以外でした。

　実績上位のエフフォーリアもこれらの条件を綺麗にクリアしていますが、より積極的に狙ってみたいのは父にステイゴールド系種牡馬を持つウインマイティー。コース替わりは問題ないはずです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　17年からGIに格上げされた大阪杯の前哨戦に位置付けられ、近年はドバイ国際競走など海外を目指す馬の始動戦としての役割も担っている一戦。GIクラスは大抵、次を見据えた仕上げで臨んでくるため、順当に決まらないことも多い。

1.前有利

　京都開催だった当時も基本的に前有利のレースだったが、阪神で行われている近2回に関しても同様。3着以内に入った6頭中、5頭は4角3番手以内だった。

2.前走GI組が力を示す

　過去10回で、前走がGIだった馬は[5-4-7-19]で複勝率45.7％と圧倒的。複勝回収率も120％あり、前走GIで凡走して人気を落とした馬の好走も多い。なお、前走GII組は[2-2-2-35]で複勝率14.6％、前走GIII組は[2-2-0-17]で複勝率19.0％。

3.距離短縮組に存在感

　過去10回で、距離短縮組が[4-4-8-35]で複勝率31.4％と上々の成績を残している。阪神開催の近2回も、3着以内に入った6頭中3頭は前走から距離短縮だった。対して、距離延長組は[3-4-0-29]で複勝率19.4％。

　ユニコーンライオンはここまでGIIIを2勝していながら、重賞で3番人気以内が1度もない馬。今回もGI馬ら相手に伏兵評価にとどまりそうだが、マイペースに持ち込めば激走があっても良いと見る。

　キラーアビリティはディープインパクト産駒にしてはタフな流れが合うタイプで、今回のコースは合いそう。GI馬で狙うならこの馬だろう。エフフォーリアは前走有馬記念の内容が良く復調しているようだが、阪神で実績を残していない点がどうか。

　ドウデュースは凱旋門賞の超タフな戦いのダメージがどこまで抜けているか未知数。復帰初戦からは狙い辛い。以下、好走傾向とは異なるが馬自身としては距離延長はプラスのマテンロウレオ、連勝中で勢いがあるインプレス、阪神は合うプラダリア。

【好発先行】スタートを決めてポジションを取りにいくと踏んで、01マテンロウレオを本命に推す。横山典ジョッキーなので過信は禁物だが、現在の馬場で二強と張り合うには、前のポジションが必須。巻き返しを期待する。相手は、10エフフォーリアと06ユニコーンライオンの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】スカーフェイスは条件が合う。復調してきたエフフォーリア。キラーアビリティは勢いがある。

GII京都記念。芝2200m戦。近3走は凡走ながらも数値としては断然トップなのが◎エフフォーリア。人気下がってくれれば今回は面白い。相手にも平均値で次ぐ○ドウデュース。人気順で面白くないが指数平均値順ではこうなる。次いで▲プラダリアと☆キラーアビリティ。指数は人気上位がそのまま高い。前走値109で△ウインマイティーなどもやれる。

叩いた効果は大きい8プラダリアが優勢。クラシックを歩んできた素質馬で成長力が見込めるならチャンス。次位は9キラーアビリティで末脚は威力があり展開が向けばチャンス。▲は12ドウデュースで海外遠征帰りで万全とは言い難いが能力でどこまでか。