※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
西日本では一年で最後のJRA重賞。マイルとス
プリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10回で1番人気の連対は19年の
グランアレグリアと昨年の
ダイアトニックしかなく、中々すんなりとは決まらない。2桁人気も多く馬券に絡んでいる。
1.重賞実績は必須
過去10回の勝ち馬のうち、それまで重賞未勝利だった馬はゼロ。実績馬に比較的有利な定量戦であり、既成勢力の壁は高い。実際に16年は昇級初戦の
グランシルクが3番人気で7着、17年は条件戦を4連勝して挑んだ
モズアスコットが1番人気に支持されたが4着に敗れた。
2.前走馬券圏外の馬に妙味
過去10回の勝ち馬で前走からの連勝を果たしたのは2頭のみ。他の8頭中7頭は前走4着以下からの巻き返しだった。過去の勝ち馬には、前走13着から一変した
グレナディアガーズ、前走10着から巻き返した
リアルインパクトなどもおり、実績があれば前走の結果はそこまで気にしなくて良さそう。
3.距離短縮組優勢
過去10回で、距離短縮組は[6-5-7-50]で連対率16.2%、複勝率26.5%なのに対し、前走も1400mだった馬は[2-1-2-44]で連対率6.1%、複勝率10.2%、距離延長組は[2-4-1-48]で連対率10.9%、複勝率12.7%。
エエヤンは春シーズンにニュージーランドTで重賞制覇。秋は
毎日王冠から始動し8着、
マイルCSに駒を進めたが10着と振るわなかった。しかし、大きくは負けておらず、今回が距離短縮で力の要る阪神コースなら変わり身も十分狙いたい。
ホウオウアマゾンは
オーストラリア遠征のあと
中京記念を走り14着。海外遠征明けで仕方がないだろう。一昨年のこのレースで2着、今年の
阪急杯でも3着と条件相性が良く、距離短縮で臨むここは狙い目だろう。
ダノンスコーピオンは22年
NHKマイルCの覇者だが、その後は富士S3着を最後に馬券圏内なし。しかし、地力は上位で、距離短縮のここで変わり身もある。以下、
ママコチャは
スプリンターズSでGI及び重賞初制覇。元々マイル前後で使われていた馬で、距離短縮はむしろプラスかも。連勝も十分ある。
ウイングレイテストは
スワンSで重賞初勝利。コース替わりがカギになるだろう。
アグリは同条件の
阪急杯を勝っている。ここでも能力上位だろう。