【通過します】
キタノエクスプレスの加速ギアが、さらに一段アップ。ダート戦績は[2-1-2-7]、芝6Fに転向して[1-3-0-0]とキャリアは浅いが、4戦中最速の上がりを二度計測。前走はレースの上がりを0秒5上回るドトウの差し脚で大外一気。ゴール板を過ぎて、また伸びていた。前走の京都の内容が示す通り坂コースよりはフラットコース向き。一週前追い切りの坂路では11秒8を馬なりで計測。自己最高タイの522kgという体重も本格化の証でいい。
持ち時計がないぶん対抗としたが、
ウインモナークは3歳時にGIII・
葵S4着という履歴があり、福島6Fは[3-0-0-1]。体重も走るたび増量、同時に粘り腰も増している。
三番手は
アシャカタカ。近3戦は472kgで3・1・1着。前走は9番人気――単騎逃げに恵まれたように映るが、前後半の3F・34秒2-34秒5という
バランスのいいラップで逃げ切りV。3戦2勝の福島6Fに照準を定めてきた。
惑星は
プロスペリダード。前走の
船橋Sは12秒0-10秒5-11秒1(3Fは33秒6)というHペースを二番手追走、0秒4差6着後退も止むなし。小倉6Fを二番手追走から1分7秒5で勝ちあがった星があり、戸崎騎手なら福島でも再現可能。
船橋Sを牽引した
ピンクマクフィーも、中山や小倉6Fに良績と高速時計を持ち、本来は好位差しが可能。初コースになるが、
ハーモニーマゼランは5Fのスピード競馬に活路を見出し、前走は脚を余しての5着。福島6Fにもまだ新味を残している。ギアが入れば
シゲルカチョウの一発あり。