今週から西日本エリアの主場開催は中京から京都へとシフト。暮れに第3場として4回中京が行われるが、表開催として3開催連続(5-7回京都)で右回りが舞台に。裏を返せば左回りを求めて東上を選択した
サウスポーの関西馬が要警戒となる。
◎
ワイドエンペラーは3勝クラスに出走した14戦で右回りは4走のみ。22年・
湾岸S(5着)、23年・
湾岸S(9着)は阪神との2場開催ゆえに選択の余地がない中山遠征だった。的に今年3月にはGII
金鯱賞に格上挑戦を敢行。主場が中山・阪神と右回りだったために、強敵相手でも中京行きをチョイス。結果は6着とはいえ2着ドゥレッツアからは0秒4差。出走中2位の上がり34秒7をマークだから、やはり左回りの方が能力を発揮しやすいことは間違いない。前走はその左回り・中京の
ムーンライトHで6着に敗れたが良発表ながら緩い馬場に脚を取られたことが敗因。開幕週の東京に舞台が移り、鞍上も[2-2-0-1]と好相性の
ルメール騎手を確保とあれば、さっそくの巻き返しが期待できる。