上半期の東京(1-3回)で行われたダート1600メートル戦は73レース。うち52レースが良馬場で行われた。最速決着は2回6日目・
キングカメハメハC(3勝クラス)の1分35秒3となる。同コースを舞台とする頂上決戦・GI
フェブラリーS(1回8日目)が1分35秒7だから単純比較では重賞レベルの好記録となる。実際に2-5着馬は次走が1、2、2、2着だから素直に評価できる数字と判断できる。
◎
タマモロックは初勝利こそ中山でマークしたが、以降の右回りは5→4→9着とひと息。一方、1勝クラス以上の左回り(中京・東京)の6戦で複勝圏を外したのは1回(7着)だから間違いなく
サウスポーと認定できる。3勝クラス初戦は中山が舞台の上総Sで結果を残せなかったが“ホーム”に戻った
キングカメハメハC(4番人気)の好タイムVは決してフロックではない。オープン昇級初戦の前走・
アハルテケSはハナ差惜敗の2着だったが出遅れを克服したもの。勝ち馬
ビヨンドザファザーは次走・GIII
マーキュリーCを
クラウンプライド(コリアC連覇)相手の2着だから、やはり重賞レベルの能力が保証される。今回は4か月ぶりの復帰戦となるが得意コースに照準を定めて調整が進められてきたとあれば、いきなり能力全開が期待できる。