【進化中】
アフィリオンの四代母は
ベガ。
母イストワールファムも古賀慎厩舎所属、9Fで4勝をあげた。若干幼さは残るものの、新馬時のパドックでは、首、腰など全身を力強く動かし、472kgという数字以上に存在を大きく見せていた。新馬戦はコースロスの大きい東京10Fの大外を引いたが、押して行ったワケではないのに1コーナーを抜ける際には楽々先頭、1000mは62秒0で通過。前進気勢に任せ正攻法の逃げに持ち込み、上がり3Fを馬なりで11秒6-11秒2-11秒3(34秒1)。父
サトノダイヤモンドに似て加速はジワリゝ。しかしルメールJの手が動いたのは残り100m――ほんのちょっと。初戦は稽古代わりといった感じだったが、本気で追っていれば10秒台のラップが2つは出ただろう。性格はファイター、馬込みでどう折り合うかが課題となるが、南Wの調教は3F・38秒台から37秒台へと進化している。
対抗の
ルカランフィーストも東京9Fの新馬戦を上がり11秒8-11秒0-10秒8(3Fは33秒6)という鋭い加速ラップで勝ちあがった。
京都2歳Sは遠征競馬、出負けに加え、道中は団子状態。キャリアの浅さを露呈してしまったが、中間の稽古に瑕疵はなく、ホームの関東なら巻き返し濃厚。牡馬混合戦になるが、
トロピカルティーは12秒0-11秒2-11秒3(3Fは34秒5)というレースの上がりを33秒9で撫で斬り。
芙蓉S2着の
キャントウェイトと
マイネルヴォルムスの父は、道悪の鬼
ゴールドシップ。
サトノオラシオンも差はわずか。