【三つ巴】体重数値に大きな変化はないが、サロニコスの強度が確実に増している。祖母はサロミナ、母は2勝。母の妹弟はサラキア、サリオス、サリエラ、サフィラ……一族には重賞勝ちや連対馬がゾロゾロ。京都7Fデビュー(3着)、二戦目の京都マイルは1分33秒6で2着、三走目も0秒1差の2着。無理押しせず2カ月半間隔をあけ、前走の阪神戦はスタートに留意、ジンワリ中団に下げ馬群の外で脚をためる。前半1000mは59秒7のHペースで展開、追走にも余裕があったが、上がり3Fのレースラップは11秒6-12秒0-12秒5(36秒1)、対する自身のソレは35秒3。外差しはほぼ全滅という重馬場の日に、唯一パワフルな力の差しに成功。軽めながら坂路時計は2本、狙いすましてのハードローテとみた。

　第一本線はチューリップ賞・1分33秒6のエポックヴィーナス。まとめて負かせばブエナオンダ。本質はスピード系、マイルなら変な小細工も無用。吉田隼Jが中間二度跨り操縦方法等、距離のイメージを温めている。反応がワンテンポ遅れてしまうが、タガノデュードの差し込み。ドリーミングアップも前走の末脚で、差し馬転向に手応え。好調モアニ、ギヴイットアゴーが3着要員。

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【小波乱】馬場不問でしっかり結果を出している4サロニコス。1度勝ったことで軌道に乗りそう。10エポックヴィーナスは前走勝負どころで追いにくい部分がありながら重賞で掲示板確保。地力強化が目覚ましい。3タガノデュードは、この頭数なら馬群を捌きやすい。

3歳1勝クラスの芝1600m戦。まださほど数字は出ていない。狙うならば平均値トップ◎ブエナオンダ。相手に同距離で90台ある○エポックヴィーナスと▲タガノデュード。一発☆サロニコス。

自己条件なら能力は上手の10エポックヴィーナスを推す。末脚は威力があり抜け出せる。○は3タガノデュードで叩いた効果は十分で差はない。