※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
伝統の長距離戦、
目黒記念が東京競馬場芝2500mを舞台に行われる。4歳以上のオープン馬が集い、スタミナと持続力が問われるタフな一戦だ。過去のデータから、特定のローテーションや前走内容が好走に繋がる傾向が見られる。今年も実績馬と上がり馬が顔を揃え、興味深いレースとなりそうだ。
1.前走2着馬は複勝率高く妙味あり
過去10年の
目黒記念において、前走で2着だった馬は[1-3-2-7]で複勝率46.2%と非常に高い数値を記録している。さらに、複勝回収率は115%と馬券的にも妙味がある。惜敗が良い
ステップとなっているケースが多く、僅差で敗れた実力馬がここで巻き返すパターンは今年も注目すべきだろう。
2.前走同距離組は安定した成績
前走で今回と同じ2500mを使われていた馬は、過去の
目黒記念で[4-1-3-16]と安定した成績を残している。勝率は16.7%、複勝率は33.3%に達し、単勝回収率136%、複勝回収率106%と、ともに100%を超える優秀な数値だ。距離適性という観点で、同距離からの臨戦過程は信頼性が高いと言える。
3.前走GIII組は単勝回収率に妙味あり
前走がGIIIだった馬は、過去の
目黒記念で[3-0-1-12]という成績だ。勝率は18.8%、複勝率は25.0%とまずまずだが、特筆すべきは単勝回収率が323%と非常に高い点である。これは、前走GIII組で人気薄の馬が波乱を演出するケースがあることを示唆しており、伏兵馬の台頭に注意が必要だ。
ニシノレヴナントは、前走で
アドマイヤテラの2着。距離が延びて強敵相手に食い下がれたのは好材料。前走2着馬はこのレースと相性が良く、同距離ではないが同じような距離を前走で走っているのも好材料と言えよう。ここは人気にもならなさそうで、馬券妙味も含めて本命視したい。
マイネルカンパーナも前走2着からの臨戦で、分析データが示す好走パターンに当てはまる。詰まったレース間隔でも力を発揮できるタイプであり、東京コースでの勝ち鞍も魅力。上位争いに加わる力は十分だ。
その他、前走と同距離のローテーションで臨む
ヴェルミセル、前走の
メトロポリタンSで東京コースでの勝ちっぷりが目立つ
マイネルクリソーラ、
菊花賞3着で実績上位の
アドマイヤテラ、前走同距離組で東京コースも経験済みの
スティンガーグラス、府中の長距離戦を得意とする
シルブロン、前走GIII組から
メイショウブレゲあたりも好走の圏内。