3回新潟が開幕して3週目になりますが、このレースと同じ「芝1600m」で行われた500万下より上のクラスでの勝ち馬の調教タイプの傾向を見てください。
1日目 3歳上500万下
ビップセレブアイ/標準多め坂路
4日目
村上特別
アスカクリチャン/標準多め坂路
どちらのレースも制したのは「栗東坂路」の標準多め坂路。
開幕前半にも関わらず
パワー系統の調教タイプが好走しているということは、春開催で使われた傷みが残っている馬場と考えた方がよいのでしょう。
このレースは頭数こそ少なくなりますが、クラスが上がるだけに調教量が重要なレースになるはず。よって、ここでも標準多め坂路を最上位に評価しました。
実は栗東坂路の標準多め坂路に該当する最適調教タイプはいません。
美浦坂路でも該当はわずか1頭、
トーホウカイザーのみという出走メンバーになっています。
トーホウカイザーは上記2レースの標準多め坂路よりは美浦坂路のため、
パワー不足の懸念がありますが、中2週を6本という標準多め坂路の分類でも最上位の本数の多さは魅力です。
トーホウカイザー自身は新潟芝外回りを23走前(1800m)を経験していますが、この時の追い切りより最終追い切りは今回が断然上。ラスト2F、11.8秒、11.7秒というラップの踏み方なら長い直線はむしろ歓迎できるでしょう。