【相手探し】関西ベースのマイル戦において、32?33秒台の爆発力を誇る
ストレッチランナーとして知られていた
ランリョウオーだが、1000万・準オープンを連勝して本格化。特に前回の
湘南Sは、コーナーの緩やかなコース幅の広い東京を見越し、いつもよりポジションは前め。どこから割って出るか。余裕たっぷりの手ごたえで、スパリと抜け切る楽勝。
武豊とのコンビで新境地を切り開いて見せた。東京とコース形態の似た左回りの新潟マイルで、クラスも準OPに据え置き。
武豊も勝ち負けを意識しての意欲の遠征とみた。当面の目標は
トゥニーポートの先行力。重賞戦線で二桁着順が続いているが、昨秋の
ローズSでは0秒6差の5着に粘り込み、
マイルCSで上位を賑わした
ゴールスキーを相手に、1分33秒3の好タイムで2着に逃げ残りもある。自己条件のマイルなら巻き返しは当然。一角崩しがあれば
ピースピース。前走の
ジュライSは、スローの前残りに末脚不発に終わったが、メンバー中最速の32秒9をマーク。新潟マイルで激変の可能性を秘めている。
サクラネクストは、
湘南Sで
ランリョウオーに0秒4差。逆転までは厳しいか。
ミクロコスモスも乗り込み量は豊富だが、いかんせん長期休養明けで息がもつかどうか。
ミッキーチアフルは
トゥニーポートとの先行争いを、どう捌くかが連対のカギになる。