グレープブランデーは、ダートは6戦3勝・2着3回。前回のいぶき賞では1分51秒7の好タイムをマーク、一戦ごとに時計を更新してきた。
3歳春のこの時期に、古馬1000万と同レベルの記録を残してきた馬は、過去
ユニコーンSで、何度も勝ち負けを演じている。
前走の着差はクビと際どかったが、道中引っかかり気味に進めながらも質の高いラップを構築。馬体の造りも余裕残し。前回が完成形というわけではない。
体格・戦法的には、1800ダートがベストだろうが、ハナを叩こうと思えば叩けるし、新馬戦では、追い込んで上がり36秒台。レース内容もある程度バラエティに富み、二週に渡って坂路でハードワークを課してきた。ダート馬にとっては、
ユニコーンSは、春の最終目標。重賞制覇に態勢は万全。
ダート馬は、時計とレースの積み重ね。いぶき賞を、最速の上がりで2着に追い上げた
ボレアスも、キャリアを積むごとに馬群の捌きが上達。贅肉が削げ、馬体も研ぎ澄まされてきた。
同いぶきS・4着の
コルポディヴェントは、当該マイルに、1分37秒4の記録あり。東京替わりで見直しは当然。
アイアムアクトレスも、1400ダートに古馬1000万と互角の持ち時計があるが、1F延長と直線の長い東京マイルが微妙だ。
共同通信杯・
皐月賞と、芝路線では結果が残せなかったが、
ビッグロマンスは全日本2歳優駿の覇者。ダート路線に復帰すれば巻き返し十分。
アドマイヤサガスは、
フジキセキ×ゴーンウ
エストという、ダート色の濃い配合。
アストロロジーとともに、砂替わりで一発長打の予感。