ニホンピロアワーズは、デビュー以来8戦4勝・2着2回・3着2回。わずか一年間で準オープンに到達した、馬券の対象から外れたことのない4歳馬だ。
クラス勝ち上がりの時計は、常にそのクラスの水準を1秒近く上回っていたが、こういうタイプは強くなる。しかも休み明けも1・2着とテッポウ実績も十分。
ちなみに3か月以上の休養明けの調教の目安は、水か木の追い切り日を守り、本数は5本以上。長め5?6ハロンの負荷をかけ、そのうち3本は「一杯」に攻めるのを理想とするが、主戦の酒井騎手が3週連続で跨り、この案件をすべて満たしている。
夏のローカル開催が始まり4歳馬はクラス替えの恩恵も受ける。準オープン降格を待っての狙い撃ちの一戦とみた。
当面の敵は、
上賀茂S・2着の
エイシンダッシュ。前走は連闘明け。発馬で後手を踏み、鞍上との意思疎通もチグハグ。流れに乗れないまま6着に低迷したが、馬がイラつきストレスもあったか。
ただ、調教の動きを見る限り、ガス抜きは出来ている。本命馬が初の57kgに戸惑うようなら逆転まで。
マイネルオベリスクも、降級を待ってジックリと調整してきた。コーナーごとに息が入る中山1800ダートとは相性もいい。攻め馬は地味なタイプ、調教タイムにはこだわらないほうがいい。
インフィニットエアは使い込むと馬体が硬くなるタイプ。リフレッシュした今回が狙い目。久々を叩かれた
ヒシパーフェクトの上昇度、
サイモントルナーレの流れ込みを連下に押さえておきたい。