船橋Sが行われる中山芝1200mは距離以上にスタミナを求められるコースで、実際に1400mから距離短縮した馬の単勝回収率が122％となっており、生粋のスプリンターよりは距離の融通が利くタイプを狙いたいところです。

　妙味が高いのはサクラミモザ。3歳時はチューリップ賞でブエナビスタの2着に健闘したようにこのメンバーでは距離の融通という面では上位。前走は稍重の芝1400mで0秒6差と健闘しており、中山芝1200mなら上位争いが可能と判断します。大外は嫌われますが、中山芝1200mは枠による成績の差は大きくないため、むしろ馬券的にはおいしい部類に入ります。

　相手は重賞で健闘したエーシンリジル、斤量に恵まれた感のあるアイアムマリリンを中心に手広く狙います。

東大ホースメンクラブ　TOM

　前走OPで3着のツルマルジュピターは、中山1200mにも実績を残す。トップハンデも地力の高さでクリアできる。CBC賞で見せ場を作ったエーシンリジルもOPからの降級。差のない戦いが見込まれる。サクラミモザはこのクラスの安定株で、距離短縮もプラス。アイアムマリリンも能力は確かで、警戒が必要。平坦向きのも距離得意のシセイカグヤも侮れない。状態のいいレジェトウショウもおさえたい。

　サクラミモザは差し一手。前が壁になったりスローに泣いたり、脚の使いどころに注文がつくが、準オープンに昇級後は、すべて0秒6差以内。ハンデ戦なら、仕掛けのタイミングひとつで突破できる。
　
　当面の目標はツルマルジュピター。下関Sで現級勝ちのある降級馬だが、57.5kgのトップハンデの上に、同型多数。激しい先行争いは必至だけに、アイアムマリリン、エーシンリジル、レジェトウショウ、カホマックスの連絡みも頭に入れておきたい。

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