11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外 B) / 天候:曇 / 馬場:稍
3回 京都 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
1ビートブラック(9人気)
3ナムラクレセント(5人気)
6ペルーサ(4人気)
12コスモヘレノス(13人気)
15エイシンフラッシュ(3人気)
18コスモメドウ(10人気)

井崎脩五郎の見解

・前走が4番人気以下かつ3着以下だった5歳以上馬
※京都過去10年[0-1-0-46]
●2010年該当馬→エアジパング(5着)、フィールドベアー(8着)、ゴールデンメイン(14着)、トーセンクラウン(18着)
○2011年該当馬→マイネルキッツトーセンクラウントウカイトリックフォゲッタブル

・前走と前々走が、ともに2400m以下戦だった馬
※京都過去10年[0-0-2-30]
●2010年該当馬→フィールドベアー(8着)、テイエムアンコール(12着)、ミッキーペトラ(15着)
○2011年該当馬→ヒルノダムールローズキングダムマイネルキッツトゥザグローリートーセンクラウン

・前走、阪神大賞典3着以下馬
※京都過去10年[0-1-1-33]
●2010年該当馬→メイショウベルーガ(10着)、ゴールデンメイン(14着)、ベルウッドローツェ(16着)
○2011年該当馬→マカニビスティーゲシュタルトトウカイトリックオウケンブルースリ

・前走、日経賞に出走して2番人気以下かつ3着以下だった馬
※京都過去10年[0-1-0-18]
●2010年該当馬→ナムラクレセント(4着)、エアジパング(5着)、トーセンクラウン(18着)
○2011年該当馬→ローズキングダムマイネルキッツトーセンクラウン

・前走で重賞以外に出走して、そこで4着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-1-10]
●2010年該当馬→メイショウドンタク(3着)、メインストリーム(13着)
○2011年該当馬→ジャミールフォゲッタブル

・外国馬
※京都過去10年[0-0-0-1]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→ジェントゥー

2010年残った馬→ジャガーメイルマイネルキッツフォゲッタブルジャミールトウカイトリックカネトシソレイユエアシェイディ

【昨年結果】
1着:ジャガーメイル(○)
2着:マイネルキッツ(○)
3着:メイショウドンタク(×)

2011年残った馬→ビートブラックナムラクレセントペルーサコスモヘレノスエイシンフラッシュコスモメドウ

須田:センセイ、春のトリガミ祭り開催のお知らせです!

井崎:……うん、さすがに8頭残しであの配当だと絶対に儲からないよな。デボネアが3着に来てくれれば、一転してバカ笑いできたんだけどさ。

須田:14番人気で4着に好走してくれたんだから、恨み節はいけませんよ(笑)。高配当的中の夢は、次以降に託すことにしましょう。

井崎:高配当といえば、須田クンWin5をいきなり的中させたんだって?

須田:ええ、あまりにもあっけなく当たったので、こっちが驚きましたよ。とはいえ、かなり当てやすかった部類の決着でしたからねえ。

井崎:それであの配当なんだから、やっぱりすごい破壊力だよな。というわけで当コラムは、今週から「Win5」でひたすら高配当を狙う内容に変更……。

須田:勝手に企画内容を変えないでくださいよ! そんな与太話してないで、さっさと天皇賞(春)の話題に入ってください。

井崎:う?ん、最終的に6頭残しになったんだけど、意外に悪くないんじゃないかって手応えはあるな。なんとなく「ヒモ荒れ」ってパターンになる気がするよ。

須田:ほほう。だから2番目の消去ネタで、ヒルノダムールローズキングダムマイネルキッツトゥザグローリーという強烈な消しっぷりを発揮されてるんでしょうか。

井崎:ああ、それは我ながら消しすぎだよなと思った(笑)。でも、近2走の両方が2400m以下だったって馬、ホントに来てないんだよな。

須田:そりゃまあ、前哨戦である阪神大賞典日経賞を使ってくる馬が多いでしょうからね。で、今年の日経賞が阪神芝2400mだったからといって、消していいとは……。

井崎:ウン、常識的に考えればそうだよな。でも、こうやって日経賞組を消しでもしないと、それこそ春のトリガミ祭りになっちゃうぞ?

須田:それは確かに嫌ですね(笑)。

井崎:このラインナップでも、エイシンフラッシュペルーサコスモメドウあたりで決まると危なっかしいんだからさ。ここは目をつぶって「消し」の一手なワケだ。

須田:なんか今週は無駄にポジティブですねえ。その勢いで、久々にカキーン!と快音が響き渡るような的中を見せていただけるといいんですが。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連フォーメーション
1着

1

5

2着

1

3

5

6

8

10

16

相手
11通り 各500円
ワイド流し

10

相手

1

3

5

6

8

16

6通り 各500円

3連複軸2頭流し
軸1

10

軸2

5

相手

1

3

6

8

16

5通り 各300円

東大ホースメンクラブの見解

昨年の天皇賞(春)は16番人気のメイショウドンタクが3着にきて波乱になったように、3200mという特異な距離設定の為の想定外の穴馬が台頭することが多々見受けられます。

今年は雨予報も相まって大波乱の様相を呈すると踏んでいます。4歳馬はスタミナに不安を残す血統の馬が多く、渋った馬場の3200mでは力が発揮できない可能性が十分にあります。

トーセンクラウンは本命にするには勇気が必要ですが、オペラハウス産駒は障害レースで抜けた成績を残しており、スタミナ比べになれば台頭する素地を持っています。

欧州長距離レースで実績を残すジェントゥーも雨ならば一気に有力候補となります。

人気の4歳世代ではダートもこなせそうな血統であるビートブラックが一番の適性をもっていると判断します。押さえもスタミナ重視です。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

15

1点 4000円

馬連

4

-

15

1点 2000円

馬連

9

-

15

1点 2000円

馬連

6

-

15

1点 1000円

馬連

8

-

15

1点 1000円

望田潤の見解

▲は母系の濃厚なハイペリオンが発現してきて充実一途だが、母譲りの頭の高い走法は本質的には急坂小回り向きだし、520キロ超の体躯も長丁場ではプラス材料ではない。

○は距離不安はないが、持続力で前受けする脚質だから差しに回りすぎるのがちょっと気に入らない。

☆は母父がバブルガムフェローの半兄でグルームダンサーと同配合でそこにロブロイだからベストは2000mという気もする。

△はサッカーボーイの血を引き淀の長丁場でこその馬だが、過去2年より相手は強くなった。

◎は母が独セントレジャー(芝2800m)勝ち馬で、両親から重厚なドイツ血脈を受け継いでスタミナそのものは豊富な血統だ。

大阪杯を始動戦に選んだあたり折り合い不安が完全に払拭されたわけではなさそうだが、斬れを兼備しているだけに京都でも狙いやすいし、抜いて走れればハイレベル世代のダービー馬の底力を見せつける可能性は十分だろう。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

15

1点 1100円

複勝

15

1点 2800円

馬連

9

-

15

1点 500円

3連複軸2頭流し
軸1

15

軸2

9

相手

1

3

4

13

14

16

17

7通り 各100円

3連単フォーメーション
1着

15

2着

9

相手

1

3

4

13

14

16

17

7通り 各200円

井内利彰の見解

天皇賞春を調教内容から予想する上で重要なことはふたつ。
まず、ひとつめは「調教量」が豊富であることです。

スローペースの上がり勝負になった昨年こそ、1着2着ともに標準トラックという標準的な調教タイプが連対しましたが、2005年の13番人気1着スズカマンボの標準多め坂路、2009年の12番人気1着マイネルキッツの標準多め併用など、人気薄も人気馬も含めて、勝ち馬には「標準多め」が必須となります。

これをクリアしたのが、

ナムラクレセント
トゥザグローリー
トウカイトリック
エイシンフラッシュ
オウケンブルースリ
フォゲッタブル

の6頭。これに標準多めに近い運動量豊富な調教タイプであるスパルタを加えると、

ジャミール

が該当することになるので、調教タイプからはこの7頭となります。

そして最も重要なふたつめが「最終追い切り併せ先着」という前向きさです。
過去7年、フルゲートで行われた年は3年ありましたが、すべての年で併せ先着が1着2着と連対を果たしています。

今年、この最終追いに該当したのはトゥザグローリーエイシンフラッシュの2頭だけ。
特にエイシンフラッシュは休養明けを叩いて、最終追い切りの内容が本気モード。
これまで手前の替え方にぎこちなさがあった点が解消されているだけに、4歳春になって一段上のギアを使える状態になったと考えられます。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

4

相手

2

6

8

15

16

5通り 各2000円

山崎エリカの見解

 今年の天皇賞(春)の前哨戦の決着指数でもっとも高かったのは、レベルが高い4歳世代が集結した日経賞で-28。ダイヤモンドS阪神大賞典は-24、大阪杯は-22ですから、本命は日経賞の上位馬から選ぶべきでしょう。

 出走メンバーで実力最上位なのは、日経賞を楽勝したトゥザグローリーですが、同馬は前走日経賞で自己ベストタイの指数をマークした反動が懸念されます。トゥザグローリーの昨年暮れの有馬記念3着時の指数は-28。その次走の京都記念は勝利こそしていますが、2着メイショウベルーガに0.1秒差まで詰め寄られました。(指数-26)つまり、指数を下げる形での勝利だったのです。

 そこで今回は日経賞の3着馬ローズキングダムを◎とします。日経賞は休養明けで力を出し切れませんでしたが、昨年のクラシック戦線でも上位の活躍を見せ、ジャパンCを勝利した実績(例年と比べるとレベルが低かったのは確かですが)から、今回での巻き返しの可能性は高いと見ました。

 ○には近走は不振ですが、一昨年のジャパンCウオッカの2着の実績があるように、自己ベスト指数が-30のオウケンブルースリ。昨秋も上々の滑り出しを見せていることから極端な衰えはなく、一発の可能性を秘めます。
 ▲には一昨年春の天皇賞1着(指数-27)、昨春の天皇賞2着(指数-30)の実績が示すように、京都芝3200mの舞台ではとにかく強いマイネルキッツ

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

13

1点 3500円

3連複フォーメーション
1着

10

13

2着

1

4

10

13

15

相手

1

2

3

4

5

6

8

9

10

13

15

16

17

65通り 各100円

三田明太の見解

 競馬総合チャンネルの天皇賞・春特集で言及したように、中距離路線の4歳世代優勢は認めるが、現時点で長距離戦への指数的なバックボーンを持つ馬はいない。

 ベテラン勢の中から、指数的な変わり身の可能性に賭けてジャミールを狙いたい。昨年の同レースが7着(3番人気)で、前走のOP特別が8着(2番人気)と、常識的には狙いづらいのだろうが、昨年の同レースは4角で大きな不利、前走は内有利の前残り馬場を最後方から大外ブン回しと、完全に底を見せたとは言い難い。

 過去の指数動向から、スローの上がり勝負より、持久力勝負向きなのは明らか。展開の鍵を握りそうなマイネルキッツが、2年連続で早めに仕掛けて好走していて、しかも今年は、斬れる4歳勢の存在から、より積極的な仕掛けも考えられる。位置取りまでは読めないが、鞍上交代で少しでも前付けできて、中盤以降のペースが緩まないのであれば、この舞台で指数を一気に跳ね上げても驚きはしない。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

8

1点 2000円

馬連

4

-

9

1点 2000円

馬連

4

-

15

1点 1500円

馬連

4

-

17

1点 1000円

馬連

4

-

14

1点 1000円

馬連

8

-

9

1点 1500円

馬連

8

-

15

1点 1000円

古澤秀和の見解

4番:素晴らしいデキ。これなら距離もこなせそう。馬場も合うし、アタマまで。
6番:好馬体も、筋肉量多すぎる感。この距離?
8番:好馬体。今年も好走可能。
9番:ビッシリ仕上げてきた。これならチャンス十分。
14番:デキ良い。
15番:ドッシリとした好馬体。
17番:デキ悪くない。距離適性でチャンスある。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

 トゥザグローリーは、前哨戦の日経賞を、後続を2馬身半とチカラでネジ伏せる楽勝。古馬中距離GI戦線のフロントランナーであることを改めて印象付けた。
 
 1000m通過が1分2秒7というスローもあり、走破タイム自体は特筆すべき数字ではないものの、残り1000mのレースラップは11秒9-11秒5-10秒8-11秒4-12秒3と強靭。しかも、勝負どころのラスト3Fで計時したラップは10秒9。最速の上がりでロングスパートを決めている。
 
 もちろん、3200mの天皇賞は、折り合いやコース取り、仕掛けのタイミング。そして日曜日は雨予報。ひとつのミスが体力消耗を招くタフな舞台だけに、一筋縄ではいかないけれど、スタンド前を折り合って通過できれば、盾制覇が視界に入る。
 
 割って入ればエイシンフラッシュ。前走の大阪杯は、前半1000mを59秒3で通過して、6F目からは11秒6-11秒6-11秒3-11秒8-12秒2と流れ、1分57秒8のレコード。こちらのラップも、相当凄い。
 
 59kgを背負ったぶん、ハナ・クビ差の3着に敗れたものの、ダービー時の柔らかみが馬体にも戻り、適度な「遊び」も出てきた。本命馬に何らかのロスが生じるようなら、逆転も頭に入れておきたい。
 
 日経賞2着のペルーサも、久々をたたかれ、昨年の青葉賞時の気迫が、全身にみなぎっている。パワー勝負の渋り加減の馬場も好材料に思う。世代トップとも言われる資質を、改めて問いたい。
 
 4歳世代の陰に隠れてはいるが、マイネルキッツは春の天皇賞を1、2着した実力馬。前走は意味のある4着。勝ち切るまではどうかだが、2?3着の複勝率では、もっとも可能性が高い馬だ。
 
 3着のローズキングダムは、前回は59kgを背負っての真っ向勝負。いざ天皇賞は、「ずるい」騎乗に持ち込まないと、トゥザには敵わない馬になってしまったのかもしれないが、コースロスの少ない絶好の4番を引き当てた。鞍上は抜群の天皇賞実績を誇る武豊。JC馬の地力は軽視禁物。
 
 週末は雨予報。馬場が渋れば、欧州馬ジェントゥーのパワーにも警戒が必要だ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
7マカニビスティー(17人気)
18コスモメドウ(10人気)
3ナムラクレセント(5人気)
1ビートブラック(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

1

3

7

18

6通り 各1000円

3連複BOX

1

3

7

18

4通り 各1000円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

9

2

1点 2500円

馬単

2

9

1点 1000円

馬単

9

4

1点 2000円

馬単

9

15

1点 1500円

馬単1着流し
1着

9

相手

3

5

8

3通り 各1000円

netkeiba関西本紙の見解

 トゥザグローリーがGI初制覇を決めるか。昨年の有馬記念で3着に入ると、今年は京都記念日経賞と連勝。充実一途の今なら初距離も克服できるだろう。
 
 ヒルノダムールは前走の大阪杯をレコードV。昨年の皐月賞2着馬で、素質はGIでもヒケを取らない。
 
 ローズキングダムは近2走は3着だが、条件が厳しかったのも確か。昨年の菊花賞2着馬で、距離は問題ない。
 
 エイシンフラッシュは昨年のダービー馬。復調ムードで精神面も成長している。
 
 阪神大賞典を制したナムラクレセント、一昨年の勝ち馬マイネルキッツ、9戦連続連対中の遠征馬ジェントゥーにも注意したい。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

6

9

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

3

4

6

9

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎マイネルキッツは「チーフベアハート×サッカーボーイ」という組み合わせ。父チーフベアハートは薄味の種牡馬で、自身の特徴を産駒に伝えるというよりは交配相手の特徴を出しやすいタイプ。母方からスピードを受ければビービーガルダン(阪急杯キーンランドC)になり、スタミナを受ければ本馬のようなステイヤーになる。ミスターミュージック=スパイソング5×4はおもしろい。

 母の父サッカーボーイは現役時代、気性の激しさもあって2000m以下で活躍したが、種牡馬としてはヒシミラクルナリタトップロードのようなステイヤーを出しており、特に京都の3000m以上ではG1を3勝と抜群の強さを誇った。マイネルキッツはその影響を受けているものと思われる。天皇賞・春は[1-1-0-0]という成績。前走の日経賞は4着だったが、休み明けで距離が不足していたことを考えれば十分すぎる内容だった。ベスト条件のここは崩れないだろう。

厳選予想 ウマい馬券