今年好調の安田隆行厩舎だが、得意パターンはダートと短距離。しかも溜めを効かせるというよりは、持続力で勝負するような競馬を得意とする馬が多い。時期によって調教のやり方は違うが、その時期その時期でラインナップに統一感のある厩舎だ。
その得意パターンのひとつ、短距離路線で期待がかかるのが◎
ロードカナロアだ。坂路で1ハロンめをゆっくり入り、後半2ハロンを加速するようにしっかり走らせるのはこの厩舎が最近こだわっているところ。しかし馬に能力がないと、同馬5月11日の調教(14.8-13.3-11.8-11.9)のように11秒台を2つ並べることはできない。
厩舎の先輩であり現在坂路なら最強クラスという
カレンチャンにはまだ及ばないが、将来は同じレベルになってくるだろうと期待されるのが
ロードカナロア。
カレンチャンはこのレース僅差2着だったが、厩舎がその経験を生かせばここでの1着もありうる。