着差は0秒1差だったが、ツルマルレオンの前走の脚は、他馬とは次元が違った。元より1400mは、12月の時点で1分21秒4(後続に0秒7差)という、Hレベルの記録を保持。ベストは7F、鞍上が藤田なら、ヒヤヒヤものも少しは軽減？(笑)。
　
　プランスデトワールも、マーガレットSが1分21秒1。前走の抜け出すときの脚は、ちょっとしたモノ。輸送も苦にしない、意外なのん気者。逆転も一考。
　
　ロードカナロア、アフォードのスピードは認めるが、1400mのスペシャリスト相手では、ゴール前強襲は仕方ないか。

　今年好調の安田隆行厩舎だが、得意パターンはダートと短距離。しかも溜めを効かせるというよりは、持続力で勝負するような競馬を得意とする馬が多い。時期によって調教のやり方は違うが、その時期その時期でラインナップに統一感のある厩舎だ。

　その得意パターンのひとつ、短距離路線で期待がかかるのが◎ロードカナロアだ。坂路で１ハロンめをゆっくり入り、後半２ハロンを加速するようにしっかり走らせるのはこの厩舎が最近こだわっているところ。しかし馬に能力がないと、同馬5月11日の調教（14.8-13.3-11.8-11.9）のように11秒台を２つ並べることはできない。

　厩舎の先輩であり現在坂路なら最強クラスというカレンチャンにはまだ及ばないが、将来は同じレベルになってくるだろうと期待されるのがロードカナロア。カレンチャンはこのレース僅差２着だったが、厩舎がその経験を生かせばここでの１着もありうる。

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　ロードカナロアは6ハロン戦に限れば2戦2勝。いずれも後続に影を踏ませぬ楽勝だった。オープンでも身上のスピードで押し切れる。ツルマルレオンは強烈な末脚で連勝中。
　
　スギノエンデバーは実績ある6ハロンで巻き返す。アフォードの前走は大外枠が影響した。ミヤジエムジェイ、ヤマニンパピオネ、プランスデトワールを押さえる。