【上昇一途】トーホウプリンセスは、ダートは〔4001〕。二走前の1200m通過タイムは1分10秒1。その強靭なラップを捌いての、1分23秒9という時計の意味を、前回の0秒9差圧勝に繋げてみせた。20日には坂路で51秒0―37秒1―12秒0。直前は息を整える馬なりで、52秒8を計時。昇級を睨み、万全のデキに仕上った。クリスタルボーイは、前半3F・33秒4という、芝並みの猛ラップを競り合って前走2着。やはり地力はある。ただ、58キロに増量。トーホウのプレッシャーも受けるだけに、ゴール寸前、メイショウデイムの差し込み。ハンデ差を突いて、エアティアーモ、デイトユアドリーム以下の流れ込みを許すシーンも。

　◎デイトユアドリームを狙う。手塚厩舎からの転厩馬だが、高瀬川Sを除けば関西圏でレースを使う機会がないまま今回に至っている（陽春Sは転厩前）。

　その高瀬川Sはダート1400mだったので、京都ダート1200mは初めてとなるわけだが、これがけっこう向くかもしれないとふんでいる。

　今年新潟での2戦は片方で大敗したが、もう片方は僅差の3着。もともと新潟ダート1200mでは未勝利戦でのレコード勝ちもあり、平坦の1200mというのはベスト条件かもしれない。

　さらに今回は枠順も真ん中内寄りの、競馬をしやすいところ。最近は3、4、5着が定位置と思われているこの馬だが、もともと準オープン2着はしているわけで、展開次第では勝ち上がりも望める。

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【伏兵注意】トーホウプリンセスは前走が楽々と逃げ切り勝ち。充実一途で昇級初戦から首位争い。クリスタルボーイは昨秋、京都ダ6ハロンで連続2着の実績がある。メイショウデイムは6ハロンも対応可能。同舞台で現級勝ちしているエアティアーモは、叩き2走目で粘りが増す。エベレストオー、デイトユアドリーム、チャンピオンラブを押さえる。