【小波乱】
レディアルバローザは、前走の
クイーンSを6着と敗退。小雨交じりの洋芝に脚をとられたのも敗因の一つに挙げられるが、二走前の
ヴィクトリアマイルCは、牡馬混合のGI・
安田記念を、1000メートル通過ラップで1秒以上も上回るHレベルの激闘。目に見えない疲労の蓄積も影響したか。しかし、
ヴィクトリアマイルC・1分32秒0の走破タイムは、もちろん。三走前の
中山牝馬S・1分45秒4は、レコード決着となった同週の
大阪杯の通過タイム・1分45秒6を上回る好記録。時計は、色褪せてはいない。ちなみに、
中山牝馬Sの上がりはメンバー中2番目。1ハロン延長の2000メートルも、瞬発力勝負の内回りなら大丈夫。4勝を挙げている得意の阪神、GIIIなら牡馬相手でも力量上位とみた。相手本線は
ミッキードリーム。開幕週の良馬場・内回りならば先手の利。昇級の形はとるが、3歳時は後の
NHKマイルC優勝馬
ダノンシャンティを相手に、
毎日杯で0秒2差に食い下がった潜在的OP馬。格負けはない。中央場所は輸送に課題を残すものの、
サンライズマックスも好調。
小倉日経OPは、4コーナー過ぎから一気に勝ちに出たぶん、足元をすくわれたが、GIII・2勝の地力は示した。
エーシンジーラインも、小倉シリーズの勢いを保っている。阪神は〔0007〕と不向きのように映るが、2000mを走ったのは一度だけ(4着)。展開一つで一角崩し。
ヤマニンキングリー、
アドマイヤメジャーも、追い切りの動きをみる限り調子落ちはない。惨敗後でも軽視は禁物だ。