【歴史は繰り返す】ヒストリカルは、あのカンパニーの半弟。錐で穴を空けるような、新馬戦の末脚に、その面影を感じ取った人も多かったことだろう。見た目の印象だけではなく、同レースの上がり4Fは12秒1―11秒8―11秒5―11秒9(3Fは35秒2)。4コーナーでは10番手というポジションから逆算すると、推定4F・11秒台を連発。2分2秒0という時計も、秋の京都開催の新馬では、もっとも精度が高い。デビュー戦は、やや急仕上げ。7日の調教に、かなりの上がり目も感じた。ヴィルシーナは、牡馬混合の札幌1800mで、上がり34秒6を計時。黄菊賞の持続力ある末脚に、大事に育てればオークスを予感。ダノンムーンは、やや重で前回2分2秒6。420キロ台と、兄のエイシンフラッシュより軽量だが、追い切りでひと皮むけた。血統馬って、そういう何かしらの上積みがあるもんなんだなぁ。

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【小波乱】ニシノビークイックを中心視。2カ月ぶりの前走は18キロ増で少し重かったか。2走前はデイリー杯2歳S2着のダローネガに0秒1差に食い下がっており、叩き2走目で巻き返す。ヒストリカルの初戦は末脚を伸ばして鮮やかに差し切った。マイネルディーンは未勝利勝ち後の前走がG?で3着と健闘。素質秘めるヴィルシーナに、ダノンムーン、グインネヴィア、ホーカーテンペストまで。