･前走10番人気以下馬
※新潟過去10年[0-1-0-38]
●2011年該当馬→アブソリュート(8着)、マイネルファルケ(12着)
○2012年該当馬→キョウエイストーム、スマイルジャック、チャームポット、マイネイサベル、レッツゴーキリシマ、レインボーペガサス、メイショウカンパク、ドナウブルー、ネオサクセス、オセアニアボス、ドリームカトラス

･前走、重賞以外のレースに5番人気以下で出走していた馬
※新潟過去10年[0-1-2-45]
●2011年該当馬→リザーブカード(7着)、スペシャルハート(10着)
○2012年該当馬→スピリタス

2011年残った馬→レインボーペガサス、エアラフォン、サトノフローラ、マイネルクラリティ、セイクリッドバレー、スズジュピター、エイシンサクセス、ガンダーラ

【2011年結果】
1着：レインボーペガサス(○)
2着：エアラフォン(○)
3着：サトノフローラ(○)

2012年残った馬→アスカトップレディ、エーシンリターンズ、ラインブラッド、ゴールスキー、シルクアーネスト、エアラフォン

2012年下半期[星取り表]：●●●○●○

須田：先週の小倉記念は、残していたエクスペディションとトーセンラーで決まって、一応は的中。もっとも、3連複と3連単ハズレなのでトリガミと言えなくもないですが……。

井崎：そこは何とか的中扱いにしておいてくれよ！　夢の打率3割を達成できる機会なんて、この次はいつ訪れるか……。

須田：的中率3割を夢の数字のように扱わないで下さいよ。的中率3割だと、当たったレースの平均回収率が333％以上も必要ということ、忘れてないですよね？

井崎：そりゃ、忘れてはないよ(笑)。でも、5頭残しで馬連の場合だと、平均34倍以上の馬券でないとペイしない計算になるんだよな。コレ、けっこうキツくないか？

須田：キツいに決まってるじゃないですか(笑)。馬連5頭ボックスで年間回収率100％以上なんて、かなり穴狙いじゃないと達成できるワケないですからねえ。

井崎：そう考えるとアレだな、この「星取り表」ってシステムを導入したのは、須田クンの優しさでもあるんだなあ。「回収率を載せます」だったら、とんでもないことに！

須田：いや、それも考えはしたんですよ？　でもその場合だと、センセイがおっしゃるように、とてもじゃないが表に出せない数字が出てきますからねえ……。

井崎：ウン、それにようやく気付いたよ(笑)。そんな須田クンの優しさに応えるためにも、今週の関屋記念でどでかい花火を打ち上げようかと、ブンブン振り回してみたよ！

須田：それをやったらやったで今度は的中率がとんでもない事態になるんですが……って、今週の消去ネタって、たったの2つですか！？

井崎：いやあ、最初の「前走10番人気以下」ってネタの該当馬がことのほか多くてさ。関屋記念ではめったに来ないパターンなんだけど、ここまで多いと怖いよな(笑)。

須田：そりゃ、出走全馬が前走10番人気以下なんてことになったら、勝ち馬も2着馬もそこから必ず出るワケですからねえ。それにしても、大胆というか大雑把というか。

井崎：それに、2番目の消去ネタで消えてるのって、じつはスピリタス1頭だけなんだよな。だから実際には、最初のネタ1つだけで勝負してるといえなくもない。

須田：うーん……読者の皆さんから「井崎、今週サボったな」って思われること間違いなしですな、コレは。もしかしてセンセイ、寝坊でもされました？

井崎：そう、なでしこジャパンの決勝戦にかじりついてたから睡眠不足で……って、なに言わせるんだよ(笑)。これでも、けっこう真面目に考えた結果なんだからな？

須田：じゃあ、ひとつだけツッコミを。ドナウブルーがバッサリ消されちゃいましたが、春のマイルG1で連対した実力馬をこうも簡単に消去して大丈夫なんですかね？

井崎：でもドナウブルーって、古馬になってから牡馬との混合戦で実績を残してないからね。能力がそこまで抜けているって印象もないし、ここは切り時って気がするけどなあ。

須田：じゃあ、センセイの見立てとしては、やはり波乱だと？

井崎：残した馬のラインナップからは、そうなってくれないと困る(笑)。エアラフォン以外で決まってくれたら、なおさら嬉しいんだけどなあ。

須田：それはさすがに欲をかきすぎですよ(笑)。いつもにもましてアテにならなさそうですが、果たしてどういう結果が出ることやら……。

　今週日曜日の新潟競馬場でのメインレースはGIIIの関屋記念です。

　本命にはドナウブルーです。前走の安田記念ではハイペースで先行し、牡馬相手に大きく負けましたが、ヴィクトリアマイルでの好走や京都牝馬Sでも勝っており、マイル戦での実績あります。斤量も前走より2キロ減って54キロとなるので、牡馬相手にも好勝負が期待で来ます。

　対抗にはメイショウカンパクを推します。今回得意の新潟コースで、これまでに勝ってはいませんが新潟大賞典や福島記念で好成績を残しています。脚質的に新潟のような広いコースが合っているので、今回久々のマイル戦ですが期待します。

　3番手にはエアラフォンです。1年以上勝ちがありませんが、ほとんどのレースで掲示板には載っており、安定して上位争いをしています。去年のこのレースで2着に入っており、さらに去年と変わらない斤量なので今年も期待します。押さえには新潟が得意なマイネイサベルとスピリタスです。

東大ホースメンクラブ　キャラメル

　近3年は08年きさらぎ賞の1、2、4着馬が勝っているように、1800m寄りの距離適性と平坦長い直線の実績、この二つを重視したいレースだ。

　◎は母がヘイロー≒レッドゴッド3×4やニジンスキー≒ノーザンアンサー3×3などをクロスする相似配合で、ここからマイラーっぽいスピードを受けている。グラスワンダー産駒ながらきれいな脚捌きで外回りで斬れるし、ベストは1800mだと思っているが関屋は1800mベストの馬が勝ちやすいレースだから、福島記念2着や新潟大賞典3着以上のパフォーマンスも期待できるのではないか。

　過去5年の関屋記念を振り返ると、調教本数の多いタイプが馬券圏内に入っていない、運動量を必要とするマイル重賞としては珍しい調教傾向があるレース。ただ今年は前哨戦に中京記念やNST賞という、この時期に新設された重賞やオープン特別の影響でその傾向もガラリと変わるだろうと予測しています。

　その中京記念は一杯平均坂路のフラガラッハが後方一気の差し切りを見せたレースでしたが、2着3着は標準併用。もともと併用調教馬は13番人気3着マイネルスケルツィ(2009年)や10番人気3着リザーブカード(2010年)など、過去5年で毎年馬券圏内に入っている調教タイプなので、中京記念との連動性、過去の関屋記念というつながりから「併用重視」を予想の基本にしたいと思います。

　該当馬は3頭いますが、◎ドリームカトラスと○メイショウカンパクを上位評価したのは「日曜左回りのDP追い切り」。今年の新潟開催でも豊栄特別でこの調教に該当していたエアワンピースが快勝。左回りへのスパーリング効果はかなり高いのでしょう。

　特に最終追い切りが栗東坂路だった馬の成績は[3-3-0-5]で単複の回収率が100%を超えます。◎ドリームカトラスは栗東坂路で終い最速ラップの追い切りができましたし、5日のDPでは3F36秒、1F11秒という左回り対応が完璧な調教。これは中京記念2着のショウリュウムーンと同じ調教傾向でもあり、関屋記念と中京記念が連動するのであれば、この共通する調教は重要なファクターになりそうです。

　休養明けの○メイショウカンパクですが、その仕上がりは陣営のコメント(弱気)ほど悪く思いません。なぜなら、額面の調教内容は新潟競馬場好走時とほとんど変わらない点。最終追い切りで終い最速ラップを踏めなかった分、ドリカトとの差をつけましたが、雨の影響を大きく受ける馬場になれば、こちらの方が上位かも知れません。

　夏開催の新潟芝1600mは須貝尚介厩舎の鉄板スポットですから、それだけで▲アスカトップレディは買えます。さらに厩舎の勝負調教にも該当した今回ですから、馬券圏内を賑わす可能性は大いにあるでしょう。

　そして最後になりますが、10頭もの馬に△を打ったことをお許しください。特にキョウエイストーム、レッツゴーキリシマ、ネオサクセスといった美浦坂路追い切り馬は、過去に美浦坂路で追い切って勝ったカンファーベスト(14番人気)、レッツゴーキリシマ(6番人気)を連想させるので、押さえざるえませんでした。

1.キョウエイストーム
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均トラック

2.アスカトップレディ
今回：乗込坂路
前回：馬ナリ平均坂路

3.エーシンリターンズ
今回：標準多め併用
前回：標準坂路主体

4.ラインブラッド
今回：標準坂路
前回：一杯平均坂路

5.スマイルジャック
今回：標準トラック
前回：標準多め併用

6.チャームポット
今回：標準坂路
前回：標準坂路

7.ゴールスキー
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

8.マイネイサベル
今回：標準少めトラック
前回：標準トラック

9.スピリタス
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均併用

10.レッツゴーキリシマ
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

11.シルクアーネスト
今回：一杯平均トラック
前回：標準坂路主体

12.レインボーペガサス
今回：標準坂路
前回：標準坂路

13.メイショウカンパク
今回：標準併用
前回：標準多め併用

14.ドナウブルー
今回：標準坂路
前回：急仕上げ坂路

15.ネオサクセス
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

16.オセアニアボス
今回：一杯平均坂路
前回：標準坂路

17.エアラフォン
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

18.ドリームカトラス
今回：標準多め併用
前回：一杯平均坂路

　関屋記念は昨年までは夏場に行われる唯一のマイル重賞だったこともあり、夏の他のG3に優るハイレベルのレースが繰り広げられていました。ダイワメジャー、カンパニー、スマイルジャックなど、ここを通過点として、その後のマイルG1で活躍して行ったのです。

　しかし、今年からはサマーマイルシリーズの第2弾として行われます。これにより、有力馬が分散する可能性も視野に入れていましたが、サマーマイルシリーズでは唯一の別定戦ということもあり、例年とはそれほど変らない好メンバーが揃いました。

　また、これまでと大きく異なる傾向として、NST賞がハンデ戦から別定戦となり、関屋記念の前哨戦として組まれたことです。例えるならNST賞は函館記念の前哨戦の巴賞のようなもので、今後はNST賞組が関屋記念の穴メーカーとなりそうです。

　さて、そのNST賞。勝ったのはスマートシルエットでした。スマートシルエットがどのようなローテーションでNST賞を楽勝したのかというと、前々走で1600万下のストークSを逃げて楽勝し、前走は時計が掛かり出した阪神のマーメイドSをオーバーペースで競り合った末のシンガリ負けからの巻き返しでした。前走で消耗戦を経験したことがNST賞へ繋がったのです。

“時計の掛かる馬場で先バテ→高速馬場で巻き返す”という最強の穴パターンに期待するならば、今回の◎はエーシンリターンズということになります。エーシンリターンズは前走時計の掛かる2回中京最終週を先バテした馬です。2度の1600万下勝ちの実績もあり、前々走のオープン・メイSを逃げて楽勝していることから、スマートシルエット以上の力の持ち主であることは間違いないでしょう。スマートシルエット同様、新潟の高速馬場を利して好位からスイスイのパターンを期待します。

　○は高速馬場で前へ行った馬とインコースが有利な流れのNST賞を、出遅れて外々を追い上げるロスある競馬で、スマートシルエットと0.4秒差のシルクアーネスト。NST賞の上位馬が前でロスなく立ち回った馬だったことを考えると、負けて強しの内容でした。

　▲は一昨年のこのレースの勝ち馬で昨年の安田記念で3着のスマイルジャック。前走の宝塚記念は先行した天皇賞馬ビートブラックが9着に敗れた厳しい流れ(逃げたネコパンチはシンガリ負け)＆馬場の悪いインコースを通ったこともあり15着大敗を喫しましたが、休養明けの安田記念でメンバー中最速の末脚を使っていることから、まだまだ衰えたとは言えません。変わり身の余地はあるでしょう。

GIII格付けのS59年以降の28年間から、■消える馬・□残る馬をチェックしてみよう。なお、文中の「着外は4着以下を指します。

■アスカトップレディ…1600mを8回以上走って0-1勝は、前2走内に1600m以上の芝OP戦連対or重賞戦3着内好走があった馬を除き[0-0-3-18]。

■オセアニアボス…前3走内に非重賞戦で6番人気以下かつ6着以下があった芝6勝以下の7歳以上高齢馬は[0-0-1-28]。

■キョウエイストーム…6か月以上の長期休養馬のうち、前3走内に芝のGI戦5着内orGII戦3着内orGIII戦連対orOP戦1着好走がない馬は[0-0-0-20]。

■ゴールスキー…前2走とも1600m以上のGIII以下芝良・稍重で着外かつ0秒3以上敗退馬は、重馬場で行われたH3年を除き[0-0-2-46]。

■シルクアーネスト…前2走とも非重賞戦で着外の斤量56kg以上馬は[0-0-2-35]。

■スピリタス…前走(体重増減10kg以上を除く）非重賞戦敗退の7歳以上馬は[0-0-0-24]。

■チャームポット…前走GIII以下の1600-1800m芝良・稍重で5番人気以下かつ10着以下かつ1秒以上敗退馬は[0-0-0-15]。

■ドリームカトラス…前2走ともGIII以下の1600-1800m戦で着順掲示板を外す6着以下だった馬は[0-0-1-18]。

■ネオサクセス…前走(体重増減10kg以上を除く）GI以外の芝1600mで1秒以上敗退馬は[0-0-0-12]。

■マイネイサベル…前3走内に重賞戦3着内or前走OP戦連対・準OP戦1着の好走がなく、芝を10回以上走って0-2勝の斤量54kg以上馬は、重馬場のH3年を除き[0-0-1-23]。

■メイショウカンパク…1600m戦0-2勝馬のうち、前走GIII以下戦10番人気以下の低評価で1秒以上完敗馬は[0-0-0-23]。

■ラインブラッド…前2走とも非重賞戦を使用し、前走着順掲示板外の6着以下[0-0-2-55]。

■レインボーペガサス…キャリア20戦以上で芝0-3勝馬は、前2走内にOP戦連対or重賞戦0秒2差内の好走歴がある馬を除き[0-0-1-32]。

■レッツゴーキリシマ…1600m戦0-1勝馬のうち、前2走ともGI以外の芝良・稍重で着順掲示板外の6着以下は[0-0-1-36]。

□スマイルジャック…上がり3F33秒台に注目。新潟コースの直線距離が国内最長となったH13年以降、前2走内(4月以降に限る）に1400m以上芝、斤量56kg以上で上がり3F33秒台を記録していた馬は[2-4-0-12]。このうち、上がり3F33秒台でOP戦1着or重賞戦0秒8差内馬は、1600m戦0勝馬を除き[2-4-0-0]。

　週末の天候が気になる新潟だが、まとまった雨が降らない限り、現状の高速馬場が変わるとは思えない。逃げ・先行馬が少ないメンバー構成だが、ワンペースになりやすい新潟外回りだけに、指数的には持続力タイプで穴を狙いたい。

　本命はアスカトップレディ。最高指数を高速馬場の京都1600m・2000mでマークしていて、110台の指数3回のうち2回を距離短縮でマークしているように、指数的には高速馬場の持久力勝負が最もパフォーマンスの期待できる舞台。前走のNST賞(OP)は3番人気で5着に凡走しているが、前半1000m通過60.8秒というスローの前残り競馬は、指数的に本馬の適性外。鞍上交代を含め、前走の凡走で人気を落とすのであれば、得意の距離短縮になる今回がむしろ狙い目だ。

7番：素晴らしいデキ。勝ち負け。
8番：張り良く柔らか味もある。
14番：順調。

【上位拮抗】エアラフォンは昨年の2着馬。前走6着も出遅れが響いた結果。状態上向きで好勝負を期待。シルクアーネストも前走は出遅れ。しまい堅実で上位を狙える。ドナウブルーはヴィクトリアM2着馬。調整順調で争覇圏。ゴールスキーも潜在能力にそん色なく侮れない。スピリタスも状態は良好で、エーシンリターンズとマイネイサベルにも警戒が必要だ。

【賢妹・賢姉】ドナウブルーは二冠馬ジェンティルドンナの全姉。妹や弟の活躍で、逆に名前を知られるようになった姉や兄というのは、ちょっとばかりやるせなく、体質の弱さに泣き、クラシックでは妹ほどの結果を残せなかったものの、年明けの京都牝馬Sでやっと初重賞制覇。ただ、ひも解けば、2歳暮れの白菊賞。11秒8-11秒5-10秒8という加速ラップを、上がり33秒4でクシ差しにした、桜花賞の有力候補に挙げられていた切れ者。再浮上の起点となった11月の京都戦は、ゆうに3秒以上時計を要する不良馬場で1分49秒5。1Fが長いと思われた1800mを、二番手追走から自ら勝ちに動き、上がり3Fのレースラップは、11秒5-11秒3-11秒7。この一戦で「化けて」みせた(本来の姿に立ち戻ったともいうが)。中山牝馬Sは関東への輸送に戸惑い、馬体を減らし11着に惨敗したが、二度目の遠征ヴィクトリアマイルは430キロ台に回復。外にふくらんだぶん、GIタイトルを逃したが、0秒3差の2着に力走。牡馬混合のGI・安田記念も0秒8差に踏みとどまっている。斤量は54キロ、フラットコースなら終いの伸びや粘りも一割増し。GIIIなら力量上位。対抗には、ゴールスキーを抜擢。振り返れば平成22年の夏。豊栄特別を1分32秒4(後続に0秒7差)で圧勝しているが、翌週の関屋記念のレッツゴーキリシマの勝ちタイムは1分32秒9だった。この新潟戦を起点に、後のマイルCS・クビ差3着につなげている。僚友エアラフォンは昨年の関屋記念2着馬。米子S4着、中京記念は0秒6差、休み明けを二度たたいて、岩田指名で勝負気配。エーシンリターンズは、前走の中京記念は、ふたを開けてみるとまさかの24キロ増。思わず口をあんぐりしてしまったが(笑)、元々何かしら不可解なところのある馬。それだけに、絞れれば一変も?。ヴィクトリアマイル6着馬マイネイサベル、アスカトップレディの、牝馬勢の一瞬の脚も要警戒。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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　◎ドナウブルーは「ディープインパクト×ベルトリーニ」という組み合わせで、母ドナブリーニはイギリスのG1ウィナー。全妹ジェンティルドンナは桜花賞とオークスの牝馬二冠を制した。ダンジグはスピードの持続力に定評のある血で、ダンジグ系の母の父ベルトリーニの影響か、本馬も全妹も平均して速いラップを刻むレースに強い。勝ち時計が1分31から32秒台となる関屋記念はそうしたレースになりやすいので合っているだろう。前走の安田記念はさすがに相手が強かったが、ヴィクトリアマイルで2着と好走しており、左回りのマイル適性も十分。京都芝で6戦4勝と抜群の成績を挙げているように、直線が平坦のコースのほうがさらに持ち味が活きる。

　◎エーシンリターンズは、直結コース阪神芝1600mで施行されたGI、桜花賞の3着馬。最近では、直結コース東京芝1800mのメイSを勝っている。前走の中京記念は馬場の内側が荒れており、直線で外から差してきた馬が上位を独占したレース。メイSを逃げて勝ったように、先行策をとる馬にとって不利な馬場だった。前走の敗戦で人気を落とすため今回は狙いやすく、新潟マイルに適性あるので巻き返せる。

　○エアラフォンは、昨年の関屋記念の2着馬。また、3走前に直結コース阪神芝1600mのファイナルSの馬券になっている。前走は出遅れて流れに乗れなかったが、鞍上を強化して、叩き3走目の得意コースで変わり身を警戒する。

　▲ゴールスキーは、直結コース京都芝1600m外のGI、マイルCSの3着馬。また、直結コース東京芝1600mの東京新聞杯で3着に好走している。この馬も中京記念に出走したが、直線で内側から差してきての5着は評価できる。しばらく伸び悩んでいたが、最近は復調傾向にあり、東京新聞杯3着以来の重賞激走を期待する。

　△レインボーペガサスは、3歳時に直結コース京都芝1800mのきさらぎ賞を制し、古馬になって昨年の関屋記念を勝利した。直結コースと同コースの重賞勝ち馬となり、コース適性が非常に高い。昨年の関屋記念も休み明けで制し、久々を理由に人気を落とすのであれば、むしろ狙い目といえる。