今週土曜日の中山競馬場でのメインレースはニューイヤーステークスです。

　本命にはヒットジャポットを推します。前走の鳴尾記念では、3歳馬に遅れをとったものの、久々の重賞戦で5着と健闘しました。このクラスでの勝ち経験はないものの、去年このレース一番人気で、二着に来ていますし、このクラスで勝つ能力は十分あります。マイル戦での実績もあるので、この馬を軸とします。

　対抗にはマイネルクラリティです。今回久々のレースとなりますが、前走の関屋記念では四着と好走し、このクラスでのレース経験も豊富です。今回初めての中山コースとなりますが、先行力があるので問題ないと思います。休み明けが不安ですが、実績的には上位ですし、期待します。

　三番手にはコロンバスサークルを推します。個々近走、牡馬相手にも重賞で掲示板にのるなど好走しており、中山コースでの実績もあるので、今回のメンバーなら十分期待できます。前走かなり馬体中が減っていたので、体が戻っているがどうかわからないことと今回久々のマイル戦なので、少々評価を下げました。

　押さえには復調気配のガルボと前走このクラスを勝ったコスモセンサーです。

東大ホースメンクラブ　キャラメル

　先週、中山芝1600mで行われたフェアリーSを制したのは標準多め併用のトーセンベニザクラ。混戦なメンバーほど、坂路とトラックを併用して本数多く仕上げられた馬に適性が高くなるのが中山芝1600mだという証明のような結果でした。

　近1年で重賞を勝っていない16頭が集ったメンバー構成。オープン特別に限ってもコスモセンサーの2勝とホッカイカンティの1勝という、実績だけを比較すれば、決して差はありません。

　ならば近走二桁着順が続いているエーシンジャッカルを狙っても的外れではないはず。調教タイプは標準多め併用よりも強さが強化されたスパルタ併用。混戦の流れになれば、ハードな調教内容が武器になります。

1.コスモセンサー
今回:標準坂路
前回:標準坂路

2.エーシンジャッカル
今回:スパルタ併用
前回:標準多め併用

3.ダイシングロウ
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック主体

4.ムラマサノヨートー
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均坂路

5.スマートステージ
今回:乗込併用
前回:標準多め坂路主体

6.フライングアップル
今回:乗込坂路
前回:乗込併用

7.ドリームゼニス
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

8.セイカアレグロ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック

9.トゥニーポート
今回:一杯平均坂路
前回:標準少め坂路

10.ホッカイカンティ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

11.ヒットジャポット
今回:標準トラック
前回:一杯平均トラック

12.コロンバスサークル
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

13.マイネルクラリティ
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路

14.ストロングガルーダ
今回:標準トラック主体
前回:標準多めトラック

15.スペシャルハート
今回:標準少め坂路
前回:標準坂路

16.ガルボ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:乗込トラック

【伏兵注意】前走の鳴尾記念でコンマ3秒差のヒットジャポット。力をつけているのは間違いなく昨年2着の借りを返す。阪神Cは狭くなる不利がありながら差のない競馬で力を見せたガルボを対抗に。昨年の勝ち馬コスモセンサーも前走勝利で勢いに乗る。マイネルクラリティは久々も仕上がり良好。コロンバスサークルもOP特別なら力上位。前走好走のスマートステージと力あるダイシングロウにも注意。

【ジャック・ポット】ヒットジャポットは、全勝ち鞍5勝のうち4勝がマイル。当該中山1600mに、1分32秒4という、メンバー中最速の勝ち時計を保持している。前走の鳴尾記念は、2歳末の朝日杯FS以来の重賞挑戦。1Fが長い1800mゆえ、最後のひと踏ん張りが利かず、0秒3差の5着に敗れたものの、中団の外から徐々に好位に取りつき、勝ち馬とともに直線中ほどで一旦は首位に躍り出ようかという勢い。ちなみにマイル通過は1分33秒4。勝負どころのラスト2F目のレースラップは11秒0というHレベルで、レースは展開。12月最終日のファイナルSの、コスモセンサーの走破タイム・1分34秒2と比べると、レースの質の高さも一目瞭然だ。得意のマイル、OP特別なら順当に勝機。昨年のニューイヤーSは、コスモセンサーがヒットジャポットを0秒1差に封印したが、力関係は逆転。二頭に割って入ればガルボ。前走の阪神Cは、直線で終始前を塞がれ競馬にならず。前記コスモとは、パラダイスS・キャピタルSと、秋の東京シリーズは1勝1敗。力量は互角とみていい。スマートステージは去勢効果でディセンバーSを2着と上り調子。ただ、マイルは若干忙しい。ホッカイカンティも、OP特別3勝と、素材は五分でも、前走が1秒差の12着。上積みを考慮しても連下までが妥当。連穴は、田辺騎乗の、叩き三戦ストロングガルーダ。

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