【波乱含み】予想のベースとなる年末の
フェアウェルSは、向こう正面から4コーナーにかけ、先頭が二転三転と入れ替わり、直線入り口では団子状態の、平均表示以上の激流。思うような進路が取れず、行き場を失った馬も多かったが、
マイネルオベリスクも、その中の一頭。残り1ハロン近辺で外から他馬に寄られ、窮屈になる不利を被っている。しかし、勝ち馬とはわずか0秒1差。前進の余地を残す4着だった。現級の準OPは一度勝ち上がっている。地力を信頼だ。同フェアウェル7着のドットコムは、発馬で後手。レースの流れに乗れず、直線は混雑する馬群の真っただ中に突っ込まざるを得なかったが、しぶとく末を伸ばして0秒4差に追い上げている。2キロ減の55キロなら、マイネルとは互角だ。
ゴールデンチケットは、フェアウェルで最先着の3着。GIIの兵庫CS優勝、
シリウスS3着の地力は示したが、ただし58キロに斤量増。ハンデ戦に替われば、前走の着順は微妙になってくる。一角崩しがあれば別路線を歩んできた
スーブルソー。
錦秋Sは出遅れが影響し10着に惨敗したが、ダートは7戦4勝。まだ底を見せていない。
リコリスも、牡馬相手の昇級戦になるが、1分52秒1の前走時計は優秀。53キロなら差はない。
グリッターウイングは、休み明けで57・5キロ。今回は連下評価に止めた。