【上位拮抗】前走1位入線も失格となったヒラボクマジックだが力上位は間違いなくここは決めたい1戦。スムーズな競馬で力を発揮するカレンジェニオは成長を感じる1頭。展開次第のところはあるジャンナだが堅実な末脚は魅力。タケショウカヅチはマイペースでしぶとい。ディアビリーヴは久々を叩かれた効果を感じる。前走で一変のダノンボルケーノと上向きのテルミーホワイにも注意が必要。

【デキ万全】香取特別は、後ろの馬が勝手に乗りかけ、勝手に落馬。降着の報に「ええっ?」と、驚いたヒラボクマジックだが、1分52秒3は、若干の馬場差はあるものの、翌週の師走S(OP)を0秒8超。追い切りの内容も前走レベル、しかも前回は実質テッポウ勝ち。1000万なら力量上位だ。前走時計・1分51秒8が光るジャンナ。同レース3着のディアビリーヴも、ブリンカー・ウチパクも二度目。前進は当然。カレンジェニオは、初の遠征競馬がどう出るか。

　人気だろうが、前走1位入線失格の◎ヒラボクマジックから入る。平地競走で1位入線しながら失格・降着になった馬というのは2002年以降の10年強で51頭いる。その次走はというと、[17-9-5-16]で勝率36.2％・連対率55.3％。回収率は単148％・複125％でともにプラスになっている。

　そのうち条件戦でクラス変動が無い場合(新馬→未勝利を含む)に限定すると、回収率はやや下がるがプラスはキープ。勝率・連対率は僅かながらアップする。未勝利戦における事例がほとんどなのは気になるが、すでに勝てる能力を示しているのだから成績がいいのは当然と言えよう。また、他馬の前をカットするというのは、なまじ脚があるために起きるものでもある。前走は結果責任を問われた形でちょっとかわいそうな失格だったが、それもこの馬の勢いが他騎手の想像以上にあったために起こったとも言える。

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