【名花】
ファリダットは名ス
プリンター・
ビリーヴの仔。ダートに転じ、
栗東Sでは、レースの上りを1秒4も上回る、上がり35秒2で他馬を串刺し。続く天保山Sを、1分9秒7のタイレコードで圧勝。砂の大地に、もう一花を咲かせた。以前は、イン強襲にこだわらざるを得ない、クセ馬だったが、ここ二戦は、15番ゲート・最内から、漸次外に持ち出し、滑らかに外一気。鞍上とコンタクトのとれた、自在のレース内容にも、目下の充実振りがうかがえる。もちろん、昨年の
プロキオンSの覇者
シルクフォーチュンも、末脚の威力は互角。1400mの持ち時計と上がりは、
ファリダットを上回っている。ただコーナーがタイトな中京は、内外自在に立ち回れる
ファリダットにやや有利か。上位二騎はともに追込み型。割って入れば、
セオリー通り、
インオラリオの前残り。前走は、多少なりとも放馬の影響もあったか。リキみが前面に出て6着に沈んでしまったが、
コーラルS・1分21秒5のレコードは、軽く扱ってはいけない。梅雨の名残りの、ひと雨がくれば、さらに狙い目。
テイクアベットも、58キロを背負い、1分22秒2という
安芸Sの数字は、立派なOP(ただ、上がり1Fに13秒3を要していたが)。
アドマイヤロイヤルは、東京1400ダート[0300]。ただ、中京と東京は、同じ左回りでも微妙にコース形態と流れが異なる。
セレスハントは、新味こそないものの夏場は好調。