【上昇一途】サトノギャラントは、スプリングSを、最速の上がりで4着。皐月賞6着した、スティンガーの仔。ミスターシービー張りのシンガリ一気で、六社特別をテッポウ勝ちは当然として、続くノベンバーSも上がり33秒4で楽勝。1800mの中距離でも、やや中団前目にポジションを置き、馬群が割れるのを、じっくり待って、グイとひと伸び。ちなみに1分45秒8は、開催こそ異なるものの、毎日王冠とは0秒8差。時計レベルにおいても、2000mのGIII奪取を、きっちり視界にとらえた。エアソミュールも、前二戦は、勝手に一人で競馬をして、勝手に完勝。心身ともに、馬がパンパンに張っている。アーネストリーの地力は、もちろん軽視は禁物だが、まずは3歳馬の伸びしろと勢いを重視。アドマイヤラクティは、坂越えの中京なら、前回で後れをとったダノンバラードより上の評価。オーシャンブルーも、アルゼンチン5着で、重賞に目途が立った。

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【混戦】上がり馬多数で混戦必至。中心には堅実に差すオーシャンブルーを抜擢する。ダノンバラードも力量互角で左回りも好材料。アドマイヤラクティも仕掛けひとつで逆転が考えられそうだ。エアソミュールは勢い十分で中京コースも合いそうなタイプ。サトノギャラントも展開ひとつで首位争いに加われる。先行してしぶといダイワマッジョーレにもマークしておきたい。