▲リルダヴァルは母父がサンダーガルチなので力馬っぽいところがあって、スローの京都マイルでビュンと抜け出す脚があるかとなるとまた惜敗か。

◎プランスデトワールは母方のマイラー適性が強く出ているが、リファールのクロスだからトーセンラーやディープブリランテやジェンティルドンナやスマートロビンのようにディープ産駒でも前受けしてしぶとい脚質といえる。

　前走は逃げ馬2頭の直後で絶好の手応えも、直線は前がカベで全く追えなかったが、でもあの競馬でいいはずだ。寒くなって騎乗に冴えがないユタカだが、ここは浜中の直後のイン3番手が取れれば、イン伸びの馬場だけに展開はハマると読む。

【決め手信頼】ビッグスマイルの前走・逆瀬川Sは、1000m通過が62秒4という、絵に描いたようなスロー。メンバー中最速の33秒3はマークしたものの、0秒2差ならマズマズとしよう。7月の京都マイル・上がり32秒5をマークした時点で、牝馬限定なら重賞が見えた好マイラ―。まずは、NHKマイル3着馬・リルダヴァル相手の叩き合いで、将来の展望を切り開きたい。ひと息入ったぶん、三番手としたが、ドリームカトラスは、前走の1分33秒3で、現級突破ラインに到達。ナムラオウドウも僅差。リーチ、クィーンには展開の利。

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【小波乱】ビッグスマイルは2走前は好メンバーを相手に快勝。昇級戦の前走も、京都金杯2着のダノンシャークに0秒2差の3着に食い下がった。クラス2走目で勝ち負けになる。リルダヴァルは10年のNHKマイルC3着馬。休養前の成績はやや物足りないが、素質はクラス上位だ。ドリームカトラスは昇級後3、2着と堅実。休み明けもそれほど苦にしない。リーチコンセンサスは流れひとつで巻き返せる。セイクリッドセブン、ナムラオウドウ、ルナキッズを押さえる。