【相手探し】阪神JFの
サウンドオブハートは、大外18番枠。スローの流れを引っかかり気味。最後のひと踏ん張りが利かず、3着に敗れたが、
桜花賞の掲示板は、ほぼ見えた。振り返れば、新馬戦は新潟の芝1400m。新潟の内回りは、平均ラップの12秒台で推移するため、その価値が計りにくく、扱いが軽くなりがちだが、ラスト2F目・11秒5は出色。ちなみに、走破タイムは1分22秒3(後続に4馬身)。後の
新潟2歳Sの覇者
モンストールは、同コースの新馬戦を1分22秒7。ラップの精度は、サウンドのほうが上だった。二戦目の
芙蓉Sも、1分35秒5と、時計は地味だが、ラスト3F・12秒0―11秒3―11秒4というレースラップ(3Fは34秒7)に対し、自身の上がりは34秒2。中山の急坂を、推定11秒フラットで駈け上っている。デビュー前の、坂路1F・11秒4という調教タイムや、芝・ウッドコースの追い切りにも能力が凝縮。血統こそ異なるものの、こちらも昨年の
芙蓉Sの勝者
ホエールキャプチャの軌跡をなぞっている。大勢は2着争い。二の筆頭は
エイシンキンチェム。
桜花賞から逆算する形で馬を造り直し、結果
ファンタジーSが7着。阪神JFはシンガリに敗れたが、
ダリア賞・1分21秒8を忘れてはいけない。攻め馬の負荷と動きも、前二戦とは一変している。
ゴールデンムーンは、基本は1200から1400ベースの短距離の差し馬。
ラフレーズカフェも、この条件ベストと睨んでの関西遠征。
ボストンサクラ以下、連下は小差の接戦。