【筋金入り】ミルドリームは、マイラーのフジキセキ一族。血統のわりに、おっとりとした馬とはいえ、正直2400mはどうか。対抗印で様子を見た前回の梅花賞だったが、直線大外に持ち出し、最速の上がり34秒8で他馬をネジ伏せる底力の競馬。420キロ台の軽量?もあるようだが、筋金入りのステイヤーと考えれば、この体重でいいのではないか。当面の敵はベールドインパクト。きさらぎ賞は、上位二頭にチカラ負けの観もあったが、勝ちに打って出ての3着。馬体も、摩耗するどころか、肌艶に輝きが増している。アドマイヤレイ、クランモンタナも、ここに至る過程で、血統馬たる数字を幾度かマークしてきた。

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【小波乱】ベールドインパクトの前走は初勝利直後のGIIIで3着と健闘。まだ荒削りだが、素質の高さを評価する。ミルドリームは追ってからの反応がよく、前走の勝ちっぷりにも余裕があった。小柄な馬なので開幕週の荒れていない馬場も合いそう。クランモンタナは血統的にもっと上を目指せる素材。アドマイヤレイも未勝利勝ちからの挑戦だが、末脚堅実で侮れない。ニューダイナスティを押さえる。