【適鞍戻り】クローチェは1400ダートで新馬勝ち。530キロの巨漢馬だけに、短距離ダート路線を歩むのかなと思ったら、クラシックの意識が、どこかにあったのだろう。次走からはなんと、芝の長距離戦をチョイス。そのあとは1800ダート、前走は芝のマイル。よくまあ、こんなローテーションで、ソコソコの成績を挙げられるもんだと、感心さえするが(笑)、もっとも内容があったのは中京の1600m。デビュー前にイメージした通り、芝・ダート兼用のマイラーでいいだろう。若干のパワー型。そこはアメリカ帰りの福永クンのニュースタイルで、ワンプッシュ(姿勢を低く、手綱を強く押すフォームを試みている)。逆転があればタガノリバレンス。新発田特別は、出遅れのロスがありながら、1分21秒0。今季三戦目、まだ馬体はフレッシュ、伸びしろもあり。北海道帰りで、馬柱からは読み辛くなったが、タマモマーブルは、阪神マイルは[0120]と堅実。一発あれば、京都マイル・1分33秒5のターフェル。カレンデイムーンは、人気ほどの地力と妙味?

　前走惜敗の◎カレンデイムーンから入る。以前は去勢を検討されるほどイレ込みがきつく、本馬場入場時に誘導馬も寄り付かないほどだった同馬。しかし、転厩先の鈴木孝志厩舎がじっくり手がけた結果、だいぶ常識にかかるようになってきた。

　前走の新潟戦は権利持ちがほとんどいないメンバー構成だったために軽く見られている面があるが、時計レベルとしては一定水準以上をマークし続けており、今回も同じくらい走れば馬券圏内に足りてくるだろう。

　もうひとつこのレースのポイントは逃げ・先行馬が少ないこと。◎はすっかりスタートも安定してきたし、今回は前走、あるいは3走前に同級勝ちの時にとったような位置がとれるはず。スローになりすぎると折り合いや決め手の面でリスクが出てくるので、距離の1ハロン短縮もプラス要素だ。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【軸不動】3走前に同舞台で現級勝ちしているカレンデイムーンが本命。降級戦の前走はハナ差2着と勝ちに等しい内容だった。ひと叩きした今回はVを決める。アドマイヤバートンは昨秋、同舞台で鮮やかな差し切り勝ちを決めている。コース替わりで変わり身があるか。タガノリバレンスは昇級戦の前走でクラスにメドを立てた。クローチェ、ヴァリアシオン、ターフェルを押さえる。