11R

JCダート

15:40発走 / ダ1800m (右) / 天候:曇 / 馬場:良
5回 阪神 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:13000,5200,3300,2000,1300万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走が3番人気以下かつ4着以下だった馬
※阪神過去4年[0-0-0-24]
●2011年該当馬→マカニビスティー(11着)、テスタマッタ(12着)、ダイショウジェット(14着)、エイシンダッシュ(16着)
○2012年該当馬→トゥザグローリーナムラタイタングレープブランデーナイスミーチュー

・前走武蔵野S組と前走1着馬をのぞく、騎手が乗り替わりとなる馬
※阪神過去4年[0-0-1-12]
●2011年該当馬→バーディバーディ(10着)、フリソ(13着)
○2012年該当馬→トゥザグローリーグレープブランデーナイスミーチュー

・前走、地方競馬のレースに出走して4着以下だった馬
※阪神過去4年[0-0-0-11]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→ソリタリーキング

・牝馬
※阪神過去4年[0-0-0-5]
●2011年該当馬→ラヴェリータ(4着)、ミラクルレジェンド(6着)
○2012年該当馬→ミラクルレジェンド

・関東馬
※阪神過去4年[0-0-0-9]
●2011年該当馬→フリソ(13着)
○2012年該当馬→シビルウォーイジゲン

・前走で3着以下だった3歳馬
※阪神過去4年[0-0-0-5]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→ハタノヴァンクールホッコータルマエ

・前走、4コーナーを10番手以下で回っていた馬
※阪神過去4年[0-0-0-9]
●2011年該当馬→マカニビスティー(11着)、テスタマッタ(12着)、エイシンダッシュ(16着)
○2012年該当馬→ナムラタイタンダノンカモンナイスミーチュー

2011年残った馬→トランセンドワンダーアキュートエスポワールシチーダノンカモンヤマニンキングリーソリタリーキングニホンピロアワーズトウショウフリーク

【2011年結果】
1着:トランセンド(○)
2着:ワンダーアキュート(○)
3着:エスポワールシチー(○)

2012年残った馬→エスポワールシチートランセンドローマンレジェンドワンダーアキュートニホンピロアワーズ

2012年下半期[星取り表]:●●●○●○●●●●●△○○●△●●△●○×

井崎:……須田クン、先週はやっぱりアウト?

須田:「オルフェーヴル1着軸で」と言っちゃった以上、残念ながらアウトですな。で、黒星との差別化を図るため、今回は特別に「×」を付けさせていただきました!

井崎:なんかコレ、黒星よりさらに悪い結果みたいじゃないか! オルフェーヴルから相手5点に流す馬券で、3連単以外はギリギリ浮きを計上したというのにさ。

須田:うーん、ものすごく妥協しても「△」が限界ですねえ。まあ、どのみち白星が付くことは絶対にないワケですから、そこは素直にご了承いただければと。

井崎:それにしても、すごいレースになったよなあ。斤量差があったとはいえ、ジェンティルドンナの走りにはシビれたよ。オルフェーヴルと叩き合って競り勝つんだもんな!

須田:牝馬三冠達成のうえにジャパンC制覇とは、規格外の名牝としか言いようがありませんよ。有馬記念は回避とのことですが、来年以降が本当に楽しみですねえ。

井崎:で、今週のお題レースはジャパンCダートなんだが、これがもう絞れない絞れない(笑)。一気にザクッと絞れる消去ネタがないから、地道に少しずつやってみたんだが。

須田:ああ、だから今回は7つも消去ネタがあるんですか。で、そのわりに出てきた結果が堅めというか、面白味に欠けるというか。

井崎:相変わらず、サラッと酷いことを言うね(笑)。でも、組み合わせ次第では高配当もそれなりに狙えそうなラインナップだぞ?

須田:うーん、すべてはニホンピロアワーズ次第ってカンジですけどねえ。それに、イジゲンをあっさり消しちゃってるというのも、気がかりなポイントではないかと。

井崎:あ、やっぱりそう思う?

須田:その名前の通り、底知れない強さを見せてきた馬ですからねえ。まだまだ荒削りですが、まともに走ったらこの相手でもアッサリ負かしてしまう可能性もありますよ。

井崎:確かに、2走目で鞍上も個性をつかんでるだろうしなあ……。でも、いちばん消しやすい人気馬がイジゲンであるのも事実だと思うんだよ。

須田:それはそうでしょうね。また出遅れて最後方からのレースにでもなったら、東京での前走のようにはいかないでしょうし。とはいえ、関東馬ってだけで消すのは……。

井崎:アウト?

須田:それは結果次第です(笑)。まあ、ここまで人気馬に寄せて、さらにイジゲンまで残していたら儲からないのも事実ですから。

井崎:だったら、このまま勝負だな! 今年も残り少なくなってきたけど、ここから有馬記念までビシバシ的中させて、いい年の瀬を送りたいものだよ。

須田:そうですな。せめて2つくらいは白星を付けてから、お正月を迎えていただきたい。このままだと、年末の契約更改で大幅ダウン確実ですからね!!

井崎:……嫌だなあ、このトシで自由契約とかさ(笑)。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

5

相手

1

7

10

12

4通り 各2000円

馬連流し

5

相手

2

4

2通り 各1000円

望田潤の見解

 トゥザグローリーは厳寒期に調子を上げる馬で、12?2月は[3.0.2.1]、3着2回は有馬記念で、着外はイン伸び馬場で外を回らされた中山記念、3勝は全て重賞で着差以上の完勝だから、オルフェーヴルエイシンフラッシュヴィクトワールピサブエナビスタにしかまともに負けていない。

 母トゥザヴィクトリーはドバイワールドC2着にフェブラリーS3着、そこにキングカメハメハでクロスがヌレイエフ4×3、母譲りの頭の高い掻き込む走りからも、ダート適性はかなり高いのではないかと考えられる。

 しかもこの馬は本質急坂小回り向きだというのが筆者の考えで、だから例年有馬では重い印を打ってきたが、ここは激変を狙ってみたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

10

1点 4400円

3連単フォーメーション
1着

10

2着

4

5

9

12

相手

3

4

5

7

9

12

13

15

28通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

4

2着

5

9

10

12

相手

3

5

7

9

10

12

13

15

28通り 各100円

井内利彰の見解

 JCDが阪神ダート1800mで行われるようになって5年目になりますが、過去4年の1着馬に共通するのが「併用系統」の調教タイプであるという点。坂路単一、トラック単一の調教タイプが1着になっていない、調教適性が明確に表れたレースです。

 この時点でかなり頭数が絞れますが、前走までの調教内容と今回の調教内容の比較、つまり好走時との比較で高い評価ができるのは、◎ローマンレジェンドと○エスポワールシチーになります。

 この2頭の順位付けには相当頭を悩ませましたが、やはり勢いのある◎ローマンレジェンドを上位にしました。成績から勢いがあるのは明白ですが、それだけではなく、追い切りの動きを見ていても、若さ、勢い、迫力、G1を勝つなら今かな?と思えるオーラも出ています。これは見た目の主観的な部分が多くを占めていますが、栗東で前々日までの様子を確認していても、その印象が変わらなかったので、今回は本命を打つべきと判断しました。

 逆に○エスポワールシチーは、やっぱり年齢を重ねている事実を否定できないような気がします。昨年3着時とは違って、最終追い切りをCWで行えたのは、2009年1着時と同じなので高く評価できます。ただ、その2009年と今年の最終追い切りの動き、やっぱり若さ弾けていたのが2009年です。もちろん今年の追い切りも素晴らしい動きでしたが、そのあたりが気になるので、対抗評価にしましたが、客観的なデータからは安達昭夫厩舎の鉄板スポットであり、調教タイプも文句ないので、1着アリの馬券を買っています。

 ▲ホッコータルマエは前走が驚きの3着。調教内容も良くなかったと思いますが、それでも3着するあたりがこの馬の能力の高さ。この中間は確実に調教本数が増えており、上積みは確実。時計の掛かる馬場に数字は見映えしませんが、追い切りの動き自体は確実に前走時より上。併用調教ではないので、1着ナシの馬券になっていますが、最強の2着候補とも考えています。

 △ワンダーアキュートは最終追い切りの内容が軽すぎる点が気になって、この評価にとどめています。△トランセンドは連覇した時とは最終追い切り場所が違いますし、単騎逃げならと思いますが、この評価が精一杯。△ミラクルレジェンドは昨年のJCDもさほど内容は悪くなく、内枠が当たった今年はもう少し走れそう。前日追いで調教本数が増えた△グレープブランデー、△ソリタリーキングも押さえます。

 最後に☆トゥザグローリー池江泰寿厩舎の勝負調教に該当しており、調教タイプこそ、標準多め坂路ですが、最終追い切り、1週前追い切りをCWで行っているように、調教適性は高い部類に入ります。問題は初ダート、これに尽きます。

1.ハタノヴァンクール
今回:標準多め坂路
前回:標準併用

2.シビルウォー
今回:標準多めトラック
前回:地方

3.ミラクルレジェンド
今回:標準併用
前回:地方

4.エスポワールシチー
今回:標準多め坂路主体
前回:地方

5.トゥザグローリー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め併用

6.ナムラタイタン
今回:標準トラック
前回:標準トラック

7.トランセンド
今回:標準トラック
前回:地方

8.イジゲン
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均併用

9.ホッコータルマエ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

10.ローマンレジェンド
今回:標準トラック主体
前回:標準併用

11.ダノンカモン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.ワンダーアキュート
今回:標準坂路主体
前回:地方

13.グレープブランデー
今回:一杯平均坂路
前回:標準多め坂路

14.ニホンピロアワーズ
今回:急仕上げトラック
前回:一杯平均トラック

15.ソリタリーキング
今回:標準坂路主体
前回:地方

16.ナイスミーチュー
今回:標準坂路主体
前回:標準多め坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

10

1点 2000円

馬連

4

-

10

1点 3000円

馬連

1

-

10

1点 1500円

馬連

10

-

15

1点 1500円

馬連

7

-

10

1点 2000円

山崎エリカの見解

 今年も海外からの参戦はありませんが、G1を何勝もしている古豪にG1初挑戦や連勝中の上がり馬、そしてハイレベル世代の3歳勢が加わり、豪華メンバー構成となりました。上がり馬というのは成績をキレイにまとめているので、一見するとどのくらいの能力の持ち主か判断するのが難しいですが、指数派にとってはG1初挑戦や連勝中の上がり馬がどのくらいの力の持ち主で、G1の今回で通用するレベルかどうかがすぐにわかります。能力の足りない上がり馬は切り捨て、点数を絞りたい一戦です。

 ◎にはダートに路線転向してから上昇一途でダート6連勝中のローマンレジェンドを推します。確かに実績馬たちと比べると指数の最高値も低く、過剰人気であることは否定できません。本来の立ち位置はあくまで挑戦者という立場の馬です。

 しかし、ローマンレジェンドの指数を見ると近2走では全能力を出し切っておらず、疲労なくこの一戦に向けてピークの出来で迎えられそうです。上昇度を加味して実績馬たちを逆転できる計算が成り立ります。

 ○シビルウォーは今夏のマーキュリーCブリーダーズGCは圧倒的に強い競馬だったシビルウォー。JRAの重賞レースでは最近、好走実績がないこと、この馬にとっては今回の阪神1800mは距離がやや短く感じられることなどから人気が全くありません。

 しかし、今回のメンバーに入ると指数上位馬であることは間違いありません。前走のJBCクラシックも見せ場十分のレース。前半でうまく流れに乗れば勝利しても驚けない馬です。

 ▲エスポワールシチーは全盛期と比べると指数上やや衰えがあることは確かですが、今春のかしわ記念では今回のレースでも快勝できるレベルの指数をマークしているように、やはり他馬と比べれば明らかに能力上位馬です。近走の指数の推移を見ると仮に体調が悪くともG3勝ちは楽にできる能力。絶対能力と安定感は断然の存在です。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

10

相手

4

7

8

12

14

5通り 各2000円

高橋学の見解

 過去12回から、■消える馬・□残る馬をチェック。

■1.ハタノヴァンクール…着外(4着以下)が3回以上ある3歳馬は、前走ダート重賞戦連対またはOP戦2馬身以上1着馬を除き[0-0-1-11]

■2.シビルウォー…7歳以上高齢馬のうち、キャリア30戦以上でダート連対率が7割未満の馬は[0-0-2-21]

■3.ミラクルレジェンド…前3走とも公営戦使用馬は、前走交流GI戦連対馬を除き[0-0-2-24]

□4.エスポワールシチー…前走GI南部杯出走馬は[3-5-2-25]
このうち、以下の4項目クリア馬は[3-5-1-0]

(a)南部杯6着以下かつ1秒以上敗退、または55キロ以下で0秒8以上敗退は×
(b)年内に1700以上2000m以下(2100m戦時は1900m以上2300m以下)のGI戦連対・G2戦1着・G3戦1馬身以上1着がない馬は×
(c)ダート連対率が5割未満の馬は×
(d)当レース開催場所のダートコースを5回以上走って連対2回以下は×

■5.トゥザグローリー…前走2秒以上大敗は[0-0-0-21]

■6.ナムラタイタン…ダート戦を10回以上走って連対率5割未満は、前走GI戦5着内好走馬を除き[0-0-1-37]

□7.トランセンド…前年連対馬のうち、7歳以上高齢馬や前走着外かつ1秒5以上惨敗馬を除くと[1-3-1-0]

□8.イジゲン…日本の3歳牡馬は[3-1-3-19]
このうち、以下の3項目クリア馬は[3-1-1-0]

(a)前走10月以降の重賞戦連対または非重賞戦1着があること
(b)ダート連対率が6割以上であること
(c)前4走内に1秒以上完敗がない、または前3走内にJRAの重賞以外で敗退がないこと

■9.ホッコータルマエ…前3走内に2馬身以上の快勝がない3歳馬は[0-0-1-15]

□10.ローマンレジェンド…ダート5勝以上かつダート連対率5割以上の5歳以下馬のうち、
以下の2項目クリア馬は[3-2-0-0]

(a)前走10月以降の15頭立て以上の重賞戦、斤量56キロ以上で1着
(b)前4走内に非重賞戦(G外重賞含む)で敗退がないこと

■11.ダノンカモン…前3走とも1600m以下のダート戦使用馬は、GI南部杯1着馬を除き[0-0-0-12]

□12.ワンダーアキュート…前走GIJBCクラシック3着内好走牡馬[3-4-4-11]
このうち、以下の4項目クリア馬は[3-4-2-0]

(a)前3走内に非重賞戦(G外重賞含む)敗退がないこと
(b)ダート10戦以上7勝以下馬でダート連対率6割未満は×
(c)前3走内に日本のレース2秒以上惨敗あるいは前走1秒以上敗退は×
(d)7歳以上の高齢馬は×

■13.グレープブランデー…前3走内にダートGI・GII連対歴がなく、前走ダートG3以下着外かつ0秒4以上敗退の日本馬は[0-0-0-28]

□14.ニホンピロアワーズ…前3走とも1800m以上を含むG付き重賞戦、斤量56キロ以上で連対をはたしていた6歳以上の日本馬のうち、ダート戦の連対率が5割以上の好調実績馬は[4-2-0-0]

■15.ソリタリーキング…阪神1800m戦になったH20年以降、ダート1800mを5回以上走って1分49秒5を切っていない馬は[0-0-1-12]

■16.ナイスミーチュー…前走6着以下かつ1秒以上敗退の日本馬は[0-0-0-32]

ローマンレジェンドは、距離・時計・コースとなんら不安がない。
エスポワールシチーは、年齢を感じさせない先行力健在。
ワンダーアキュートは、前3走内にダート戦で10着以下かつ0秒8以上敗退がある馬[0-1-1-25]に該当し、体調の波が気がかり。
ニホンピロアワーズは、ここ7戦連続重賞掲示板内の安定感が買い。
△3歳イジゲンはポテンシャルの高さは認めるものの、前走1600m武蔵野Sで1分36秒0を切っていない馬は、持ち時計1分36秒0を切っていた馬を除き[0-0-1-9]とデータは少ないがスピードにやや不安。
△連覇を狙うトランセンドは、叩かれての変わり身に注目。
強力軸馬不在の上位拮抗戦でボックス馬券が無難も、ローマンの父産駒ゴルトブリッツが今年G3アンタレスS1着→GI帝王賞1着と見事なパフォーマンスを披露しており、血の勢いに期待し、馬連で。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

1

1点 5000円

3連複フォーメーション
1着

1

2着

1

2

11

12

15

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

50通り 各100円

三田明太の見解

 ここ数年のダートGIは、120台後半の指数が軒並みマークされる高レベルレースが続いていたが、今年のメンバーの近走指数を見る限り、レースレベルの天井を打った感じがする。指数的にはこの路線の実績馬よりも、別路線組から一発を狙ってみたい。

 本命はみやこSの予想で「3歳馬のお楽しみはジャパンCダートに取っておきたい」と餌をまいてみたハタノヴァンクール。前哨戦・みやこSは2番人気ながら1.5秒差の10着に大敗してるが、休み明けで斤量57キロという要素以上に、先行有利の高速馬場で、脚質的に外枠を引いた時点でジ・エンド。

 みやこSの指数は「102」と低調だが、3走前に同コースの端午Sで「107」をマークしているように、テンから一定したラップが刻まれる展開ではなく、残り4Fから急激に速くなるロングスパート勝負への適性はこの世代でも屈指の存在。

 今年もトランセンドが楽逃げできそうなメンバー構成だが、コース形態から向正面でペースが緩み、馬群が凝縮された形で3角過ぎからのロングスパート勝負になる過去の傾向があるだけに、端午SでのちのGI馬サクセスブロッケンや、3歳時にこのレースで2着に好走したシルクメビウスよりも上の数値を叩き出しているポテンシャルに期待してみたい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

10

-

12

1点 5000円

3連複

8

-

10

-

12

1点 2000円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

10

相手

2

4

7

3通り 各1000円

古澤秀和の見解

8番:大分馬体しっかりしてきた。ゲート互角ならチャンスある。
10番:キッチリ仕上がる。勝ち負け。
12番:トモ良くなった。勝ち負け。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【レジェンドは続く】ローマンレジェンドは、目下ダートは6連勝。今春の灘Sを1分48秒5のタイレコード。新設の中京とはいえ、ジュライSもレコード(後続に1秒の大差)。記録面においても、GIの頂点をうかがえる準備はできていた。その2戦の圧勝振りや数字を思うと、前2走のエルムSみやこSは、ともにクビ差。一線級のそろう重賞路線ともなると、さすがに一筋縄ではいかず、壁を感じたのも確か。しかし、3キロの斤量差があったとはいえ、エルムSは、マイラー色の濃いエスポワールシチーに分のある小回り札幌の1700ダート。良馬場で1分42秒2という時計は、実質のコースレコードといっていい(従来は、脚抜きのいい重馬場でマチカネニホンバレの1分41秒7)。全盛期に近いデキのエスポワールシチーを、クビ差でも競り落とした自信は、着差以上に大きかったハズだ。前走のみやこSも、馬群に包まれ、行き場を探しながらの苦しい競馬。ただ、着差はクビだが、先団がばらけるのを、探し待つ余裕もあった。スムーズなら1、2馬身差は突き抜けていただろうし、変に勝ちを意識過ぎる岩田より(先週のJCのジェンティルドンナのように)、デムーロのほうが、素直な追い出しが可能かもしれない。1分49秒6という走破タイムも水準。何よりも、57キロというJCダート指定の斤量のノルマもクリアできた。さらにもうワンランク上の、高見に立つためのJCダートだ。そのローマンを、ひと呑みする可能性があるとすればワンダーアキュート。JBCクラシックは、トランセンドシビルウォーソリタリーキングが出たり入ったりの乱ペースに恵まれたことも確かだが、展開の利云々を加味しても、5馬身差独走は凄まじい。体重こそ501キロだったが、馬体のラインはキチンと保っていた。ちなみに、JBCクラシックの2分12秒5は、過去川崎でおこなわれた4度のJBCで最速(あのヴァーミリアンより速い)。時計も強固だ。ひも解けば、先行有利の昨年のJCダートを猛然と2着に追い上げ、あのスマートファルコンを東京大賞典でハナ差に追い詰めた実力馬。逆転の単も十分。ローマンを基軸にとれば、みやこS2着のニホンピロアワードは、▲の位置で落ち着いて当然。馬体が張って、今馬が唸っている。別路線組ならイジゲン武蔵野Sの1分36秒4という時計は、GIで勝ち負けまでの説得力に乏しいが、ムーアの連続騎乗、好スタートを前提に、まだ新味が期待できる。エスポワールシチーは南部杯勝ちでGIタイトルは7つ。1800mは気持ち長いが、立ち回り一つで好勝負。JBCクラシック2着のシビルウォー以下は、ワンダーとの着差は5馬身。キツい競馬はしたが、その着差の間に、みやこS組他が、なだれ込む図。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

4

7

12

12通り 各400円

3連単BOX

2

4

7

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

4

7

8

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

8

相手

1

4

7

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

7

相手

1

4

8

12

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【小波乱】ローマンレジェンドが砂の頂点に立つ。重賞2連勝中を含む破竹の6連勝中で、ダートでは9戦8勝2着1回と底を見せていない。コース替わりも問題なくV最有力だ。イジゲンの前走は大きく出遅れながらも、大外を回って突き抜ける強い競馬。充実一途の3歳馬で、まだまだ良化の余地もある。トランセンドはJCダート2連覇中。スンナリ行けるかがカギになる。ワンダーアキュートはJBCクラシックでGI初制覇。昨年のJCダートではゲートで躓きながらも、2着と好走している。エスポワールシチーニホンピロアワーズハタノヴァンクールを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

4

8

10

12

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

1

相手

4

8

10

12

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ハタノヴァンクールは「キングカメハメハ×ブライアンズタイム」。この組み合わせはグランドシチー(マーキュリーC?2着、エルムS?3着)、シセイオウジ(OP)、キョウワダッフィー(準OP)、ブルースターキング(準OP)と同じで、ダート向きの配合として優れた実績を挙げている。母の父ブライアンズタイムは底力、パワー、スタミナに関しては一級品。エスポワールシチーブルーコンコルドヴァンクルタテヤマといったダートの猛者は母の父にこの血を持っている。大物のダートホースを生み出す必勝パターンといえる。ダート1800mでは勝率33.3%、連対率44.4%、単勝回収率135%と抜群の成績。さらには秋から冬にかけての時季も得意としている。今回の条件が合うのは間違いないだろう。ブライアンズタイムは休み明けでは走らず、一度叩いて良くなるという特徴を伝えるので、夏以来の実戦だった前走の大敗を見ると、本馬にもそうしたものが伝わっているような気がする。ジャパンダートダービー(Jpn1)を上がり3ハロン36秒0で差し切った馬が凡馬であるはずがなく、今回は平均よりもやや速いペースで流れると思われるので、差しタイプのこの馬に向いた展開となるはず。叩いた上積み、1kgの斤量減を加味すれば、前半死んだふりの直線勝負で一発ハマる可能性もあるのではないか。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

10

12

15

2着

4

7

8

10

12

14

15

相手

4

7

8

10

12

14

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90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎ソリタリーキングを穴馬に推奨する。直結コースの京都ダ1900mで施行された東海S(G2)を制した。東海Sの2着馬(△ニホンピロアワーズ)が、その後のみやこS(G3)で○ローマンレジェンドの2着に激走したことから、東海Sのレベルは評価できる。◎ソリタリーキングが昨年のジャパンCダートに出走したときは条件戦を勝ち上がった直後だが、今回は重賞勝ち馬として出走するため、好勝負を期待する。

 ○ローマンレジェンドはダート9戦8勝馬、その中に直結コース京都ダ1800mのみやこSの勝利も含まれる。GI初出走だが、同コース2勝、直結コースの重賞勝ち、6連勝の勢いなどを考慮すると、人気でも馬券に入れたい。

 ▲ワンダーアキュートは、昨年のジャパンCダートを5人気で連対した。また、直結コースの重賞では、京都ダ1900mの東海S(2011年)、阪神ダ2000mのシリウスSを制した。直結コースと同コースの重賞を激走して、コース適性は高い。距離的にダ1800から1900mがベストとなるので、JRA・GIではフェブラリーSよりもジャパンCダートに向いている。

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