【2013年
七夕賞・消去法予想】
GIII格付けのS59年以降の29年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。なお、今年から施行時期が最終週から2週目に移行され、
ステップ戦だった福島テレビOP組(過去10年[1-1-3-18]の成績)の出走がない点に注意。
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オートドラゴン…7歳馬は[5-5-3-46]とまだまだ好走例があるが、さすがに8歳以上の超高齢馬だと[0-0-0-33]。9歳オートは、6歳11月以降20戦連対なし。
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ケイアイドウソジン…7歳以上馬のうち、前2走内に非重賞戦芝のレース、斤量56キロ以下で1秒以上の惨敗があるハンデ51キロ以上は[0-0-0-16]。過去30年、逃げて連対をはたしたのは8頭いるが、うち7頭はハンデ55キロ以下で、残る1頭(57.5キロ)は前走GII勝ちしていた馬。ハンデ56キロの7歳ケイアイ、大逃げに妙味もどこまで。
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サトノパンサー…前3走とも連対を外していた馬で、前走GIII以下戦10着以下大敗なのに斤量減なし、もしくは斤量減も1キロまでの馬は[0-0-1-18]。サトノは、前走GIII戦10着でハンデは1キロ減の53キロ。
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タガノエルシコ…8歳馬。(
オートドラゴンの項参照)
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タムロスカイ…キャリアが30戦以上もある馬のうち、前走GIII以下の1600m以上芝良・稍重のレース、斤量57キロ未満で着順掲示板外の6着以下は[0-0-2-25]。キャリア37戦のタムロ、斤量据え置きで変わり身?
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トレイルブレイザー…1800m1勝以下、かつ2000mを5回以上走って連対が1回以下の馬は、ハンデ49キロ以下の軽量馬を除き[0-0-0-26]。ハンデ58キロのトレイルは、1800m1勝、2000mは6回走って連対1回。
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ナリタクリスタル…ハンデ58キロ以上の馬は[3-0-1-7]で、この勝った3頭は、重賞またはOP戦で斤量58キロ以上を背負っての連対歴があった馬。ナリタは、斤量58キロ時は[0-0-1-3]。また、キャリア33戦、前走7着でタムロの項参照。
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マックスドリーム…年内3戦以上消化馬のうち、前走体重10キロ以上減少で0秒4以上敗退馬は[0-0-0-15]。S62年、
モンテサンオーが前走体重12キロ減でGIII
エプソムC0秒4差4着善戦も、
七夕賞2人気8着。
マックスは、前走24キロ減で2着も着差は0秒6。
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モンテエン…3走前に重賞戦3着内またはOP戦1着の好走歴がなく、前2走ともGIII以下の1800m-2200mの中距離芝のレース、斤量57キロ未満で着外(4着以下)だったハンデ53キロ以上馬は[0-0-1-19]。モンテは、前2走1800m戦11着・5着。
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ユニバーサルバンク…芝20戦以上3勝以下のハンデ51キロ以上馬は、前3走内に芝重賞3着内の好走またはGI戦0秒4差内の善戦がある馬を除き[0-0-1-24]。ハンデ56キロの
ユニバーサルは、芝21戦3勝。
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ラッキーバニラ…前2走とも連対を外していた馬のうち、前走非重賞戦で10着以下の大敗馬は[0-0-0-29]。また、前走ダート戦使用の連対率5割未満馬は、前々走に芝の重賞戦3着内の好走がある馬を除き[0-0-0-16]。ラッキーは、前走ダートOP戦14着惨敗。
☆大穴で注目したいのが軽量ハンデ50キロの紅一点
トシザマキだ。
調教で久々にいい伸び脚を見せ、要警戒の一頭。
長期休養前の準OP戦
ムーンライトHでハンデ52キロ1着激走があるが、この時1人気4着だった
メイショウカンパクが3走後のGIII
福島記念で2着に来ており、比較上GIIIでハンデ50キロなら再度の激走も見込める。さらに、7-9月は[2-2-1-1]と人気馬
エクスペディションに劣らず夏期稼働型でもある。鞍上の嶋田騎手がまたいい。先週の福島で14人気1着があり、気合・気迫十分の減量騎手だ。
七夕賞過去30年、ハンデ50キロの軽量で馬券にからんだのは3頭いるが、いずれも当然のごとく10人気以下の超伏兵馬で、S60年
ニューギャロップのように、前3走条件戦で9・9・8着だった馬が「なんでや!」と軽量激走13人気2着の例もある。
ここ5年で10人気以下馬が3頭も連対している
七夕賞、判で押したように荒れるハンデ戦、大穴狙えるぞ。