日曜日の中山メインは、マーチSです。条件戦を勝ち上がってきた4歳馬を中心に、今後のダート戦線を担うであろう楽しみなメンバーがそろった一戦です。

　過去のレースデータを分析してみると、昇級してきた馬の成績がかなり良く、今回も昇級馬を中心に狙ってみたいと思います。

　本命は、ダートを無敗で未勝利から4連勝中のジョヴァンニです。連勝馬はGIなどで一線級の馬とあたると敗れる場合が多いですが、今回はハンデ戦ですし、突出した競争実績を誇る馬を出ていません。勢いのっての重賞制覇を期待します。外枠は中山ダート1800ではむしろプラスです。

　対抗はドラゴンフォルテです。過去の4勝はすべて中山ダート1800と、コース相性は抜群ですし、前走の1600万条件戦では斤量57キロで快勝していますが、今回は3キロ減の54キロです。メンバーが多少強化されているとはいえ、この3キロ減は大きな強みです。

　3番手は、こちらも昇級馬のフレイムオブピースです。中山未経験とあまりスタートがよくないのがマイナス材料ですが、能力は上記2頭に劣らないと思います。

　押さえには、実績馬のグランドシチーと川崎記念4着のタカオノボルを推します。

東大ホースメンクラブ　コイキング

【上位拮抗】グランドシチーは末脚堅実。中山適性も高く好勝負必至。フレイムオブピースは力量アップ顕著。相手強化も十分に対応できる。ジョヴァンニはダートで無敗。連勝の勢いあり重賞Vも可能。底力あるメイショウタメトモも争覇圏。グラッツィアやサイレントメロディも侮れず、充実のナイトフッドにも注意を払いたい。

【弱気くらいでいい】ジョバンニは目下4連続V。未勝利から準OPを突破した一連の走破タイムは、常に一クラス上という優秀さ。特に2走前の五条坂特別の1分58秒0は、同じ京都1900ダートのOP・アルデバランSと0秒2差。良馬場とやや重という馬場を考慮すれば、堂々OPレベル。GIII初挑戦だけに、競馬は記録通りとはいかず? 陣営のコメントも弱気だが、そのくらい慎重なほうがマークも薄くていい? (笑)。グランドシチーは、当該ダートは[3101]。58キロでも、一気差し十分。連れて、昨年の覇者サイレントメロディ。フレイムオブピース、ドラゴンフォルテの勢いも侮れないが、時計の鮮度という点では、本命馬に譲る。

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