【上位拮抗】キングズオブザサンは母スティンガーの良血。前走は4着もレベルの高い1戦で新馬勝ちの内容からも好勝負期待。ウインフェニックスも力量示すレース振り。好調キープでこちらも首位候補。ロジテーストは新馬戦快勝。上積み十分で争覇圏。マドリードカフェも動き上々で差のない存在。ディアデルレイも活気十分で侮れず、レッドルシアンやマイネオーラムなども上位が狙える。

【一日の長あり】ウインフェニックスは、勝ち馬は別格として、新潟2歳Sできわどい2着争いを展開。外を回したぶん、4着に終わったが、後の東スポ杯の覇者イスラボニータや、アルテミスSの勝者マーブルカテドラルと、内容は互角。その精度の高さを、いちょうS･百日草で誇示。スロー･ミドルの両ペースにも対応してきた。開幕週･小回りの中山2000m処理に、一日の長ありとみた。

キャリアのぶん、次位に置いたが、キングズオブザサンの前走･黄菊賞は、1000m通過･58秒5-マイル通過･1分34秒5のHピッチを、一旦2着争いに顔を覗かせるHレベル決着。

ロジテーストも、きわめて上がりに比重の高い競馬ではあるが、11秒7-11秒3-11秒4(3Fは34秒4)というレースラップを、0秒8も上回る33秒6。矢のようなゴール前の伸び脚だった。素材を重視するなら、タテ目も押さえておいた方がいい。ヴァンクウィッシュの、小倉1分48秒3を惑星に見直し。

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