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スティーヴンス!】
オーキッドレイには、本年のWSJSの目玉ともいえる
スティーヴンスが騎乗。米国の至宝ともいうべき同騎手の手綱捌きを、競馬歴10年未満の新しいファンにも、ぜひ味わってほしい。むろん、馬は騎手だけではない。距離を短縮することによって、新味を得たディープ産駒。8着に敗れたものの、前走の上がりは最速。
スティーヴンスの手を借り、7F凝縮にも新味。
マカハは、2歳夏の札幌1800mで新馬勝ち。クラシックを急ぐあまり遠回りもしたが、5月の京都1400mを1分21秒7。前走の福島1200mを、平坦とはいえ、57キロを背負い上がり33秒6で一気差し。短距離の差し馬へと変身なった。鞍上のドイツのシュタルケも、追って強靭。
ギュイヨンを得て、
アドマイヤオウジャもジャンプアップ。距離やレース運びを模索してきたが、能力の原点は、昨年同時期の阪神マイルの万両賞の直一気。上がり33秒9に能力が凝縮。過去このWSJSを契機に、闘志と能力を鼓舞するシーンを幾度か目にしてきた。
メイショウヤタロウも、現級マイルに1分32秒台を二度。澱みの少ないWSJSなら、7Fでもゴール前グイとひと伸び。