近3年は1番人気馬の3着内がなく、昨年に至っては8番人気・10歳の
トウカイトリックが優勝するなど、波乱傾向の強い最長距離の一戦。今年のメンバーも、2013年に入って重賞勝ち星のある馬が1頭もおらず、混戦が予想されます。
予想が難しいところですが、長距離レースはスローになりやすいことを考え、先行有利と見て13番の
ユニバーサルバンクを本命とします。夏の函館2,600mでも4着の実績があり、休み明けの前走はOPクラスで2着していますので、上積みも見込んで◎に推奨です。
2番手は単騎逃げが叶いそうな12番
コスモラピュタを支持します。
菊花賞、
阪神大賞典でも逃げて5着、4着の実績がありますので、地力は侮れないものがあるでしょう。
▲は6番の
エックスマークです。夏に1000万、1600万を1番人気で連勝した勢いは評価に値します。前走は後方の位置取りで上がりの勝負にキレ負けした印象でしたが、2走前までのようにある程度前で競馬ができれば、好走も十分にありえるでしょう。
このレースは高齢馬の好走が毎年見られますので、△には10歳馬の2頭、7番
ネヴァブションと11番
マイネルキッツをおさえておきたいと思います。
ネヴァブションはここのところ2桁着順が多く、衰えが否めない印象ですが、中山は重賞3勝と好相性の舞台。
マイネルキッツも一昨年のこのレースを制してから勝ち星がありませんが、こちらも中山はGII2勝の得意なコース。
セオリー通りに考えると来なさそうな2頭ですが、このレースに限っては「10歳」という条件で十分。そう遠からぬ引退を前に、もう一花咲かせる勇姿を期待します。
東大ホースメンクラブ sonic