【お薦め度B】
未勝利を勝ち上がった後は4着、5着と掲示板に載り始めたのが3900m・4250mと障害でも長めの距離でのもの。それが前走は3100mで、OP昇級後12戦目にして初めての馬券圏内突入かつ勝利。3・2走前の掲示板に載った内容を含めて、地味ながら力を付けているのが分かります。前述の5着は今回と同じ大障害コースを使った中山グランドジャンプでのもの。経験があるのは大きなアピール材料ですし、それに加えて今年のメンバー構成と今の充実振りならば十分通用していいでしょう。

◎（お薦め度C）1000円・（お薦め度B）3000円・（お薦め度A）10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

【伏兵注意】バアゼルリバーは昨年の中山GJ2着の実績。前走で2着と力を示しており状態良化の今回はチャンス十分。エアペイシェンスは気配良好。大障害コースは初も中山は相性良く上位必至。休み明けの前走快勝のメイショウブシドウも上向いており争覇圏。メイショウヨウドウも前走以上で力もつけている。アポロマーベリックも雰囲気悪くなく、セイエイやスズカマジェスタなども上位をうかがう。

【豊富な中山J･GI実績】バアゼルリバーが悲願達成。平成24年度は、中山GJ2着、暮れの大障害が2着。本年の中山GJは6着と敗れたものの、ステップレースの東京ハイJを2着。中2か月半とあれば、いつもなら短期放牧に出すところを、じっくりと自厩舎で調整。長め6Fを丹念に追い、この一戦にかける意気込みが伝わってくる。63キロの斤量経験も、他馬にはないものだ。

イルミネーションJSを制し、スタミナとバンケットを確認したメイショウブシドウが第一本線。京都JS2着から本番へと挑むメイショウヨウドウが三番手。ただ、両メイショウは、ともに高田のお手馬でもある。となると高田は、エアペイシェンスに乗って、黙って指をくわえているはずがない。

落馬明けになるが、アポロマーベリックも攻めは緩めていない。さすがに13歳ともなると、前年の5着以上を望むのは酷とはいえ、スプリングゲント。そしてメルシーエイタイムも連下なら。

　メルシーエイタイムやスプリングゲントがさすがに年齢的にしんどくなってきたいま、大障害コースに一番実績のある馬といえば◎バアゼルリバー。今年の中山グランドジャンプでは人気を裏切ってしまったが、当時は第1障害が他馬の落馬などもあってごちゃごちゃし、この馬の飛越も変な感じになってしまった。そのロスを道中ずっと引きずった結果の敗戦で、ことさら不安視する必要はない。今回は当時先着された馬がセイエイしかいないメンバー構成。さらに大障害コースで2着(2回)した時の勝ち馬もともに居ない。自分のペースでレースを進めることができれば悲願の戴冠が可能だ。

　○にエアペイシェンス。正直なところ飛越がすごく上手いとは思えないし前走で人気を裏切ったばかりなのだが、買いたいのは騎手。今年の高田騎手は障害で[14-6-2-15]の勝率37.8％、複勝率59.5％と、神がかった成績を残している。

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【実績信頼】大障害は飛越の勝負だが、これという中山巧者が見当たらない。実績だけなら11メルシーエイタイムと12スプリングゲントだが、高齢による衰えが気がかり。となれば、昨年の大障害2着馬である03バアゼルリバーと、前哨戦の覇者05メイショウブシドウを信頼するのが上策。穴で紅一点の06ハッピーティア。